12月19日の終業式で、次の4名に、成蹊学園国際教育センターより2015年度中高国際交流賞の賞状と副賞が授与されました。
・高校1年 中江雅さん『日中青年会議(UWC香港校)に参加して~異文化理解~』
中江さんは7月24日~30日に香港のLi Po United World Collegeで行なわれた日中青年会議に応募し、日本の高校生15名の一員として選抜され派遣されました。1週間にわたる合宿を通じ、中国本土の高校生、香港の高校生と本音で討議し、語り合い、学び、遊び、互いに理解を深めました。
・高校1年 亀井咲希さん 『Trilateral Leadership Summit 「友」として歩む』
亀井さんは8月17日~23日に仙台育英高校で開催された日中韓リーダーシッププログラムに参加しました。このプログラムはハーバード大学ケネディスクール、同大アジアセンター、スタンフォード大学大学院から個性豊かな講師陣(国籍はさまざま)を招き、三カ国から集まった高校生の合宿プログラムです。もちろん話題は歴史問題に始まり、歴史問題に終わり、将来の東アジア関係論について展望をもって語った点が評価されました。
・中学3年 倉内ひかりさん『ピエディルーコ国際音楽祭に参加して』
倉内さんは、夏休みにイタリア中部の山間の小さな村ピエディルーコで開催された国際音楽祭に一人で参加して、世界中から集まった音楽家の卵たちと音楽を通じて交流を深めるとともに、それぞれの文化的背景の違いに驚いた様を書いた。日本では考えられないほどのアバウトさにあきれながらも、それでうまくいっている状況を受け入れる姿勢は貴重な体験となったと思われる。
・中学1年 鳴島沙紀さん 『Meet Mr Efren Penaflorida』
鳴島さんは、フィリピンから来日して幼稚園で話をしたエフレン=ペナフロリダさんの通訳として補佐し、園児と先生の交流を支えるとともに、自身もこの活動を通じて成長したことをつづった。ペナフロリダさんはフィリピンのスラムで教育活動に従事していて、その話は園児や鳴島さんにも衝撃的なものでしたが、それだけにとどまらずに、ペナフロリダさんを質問攻めにして、フィリピンについての興味を広げた点、自分にできることは何かを模索している点を評価しました。

