1944年8月5日未明に、オーストラリアのカウラ郊外にあった連合国第12捕虜収容所の日本人捕虜が大規模な脱走事件を起こしました。その晩に命を落とした捕虜231名、オーストラリア兵4名が犠牲となりました。成蹊中高とカウラ高校の交流はこの事件をもとに始まりました。
5月31日、いつものように突然、この事件を生き延びた元捕虜の村上輝夫さん(97)が上京して来校されました。成蹊・カウラ会の岡紀子会長も駆けつけ、校長室で懇談し、記憶も足腰もしっかりした村上さんの話に驚きながら、2014年のカウラでの70周年記念行事での出来事などについて懇談しました。