3月18日(水)に牟礼の森トキ保育園にて、理科(化学)の梅田礼敬教諭が出前授業を行いました。夏に続いて2回目の開催になります。

‌今回は年長クラスの園児が「卒園までにやりたいこと」の一つとして、「氷の実験」を挙げ、それに基づく実験のリクエストをいただきました。‌

小学校入学直前の年長クラスの園児と、数字を読むことが得意になってきた年中クラスの園児が参加しました。導入として、「暑い・暖かい・涼しい・寒い」といった感覚が温度という数字で表されることを説明し、アナログ温度計を見ながらメモリ(数直線)の読み方を体験してもらいました。毎日の体温測定は全員がデジタル体温計で行っているため、アナログ温度計を見ることが初めてという園児が多かったようです。

‌その後、お風呂や冷蔵庫内の温度がどのくらいかというクイズを行った後に、いよいよメインとなる「氷の実験」です。今回は成蹊大学理工学部物質生命理工学科の里川重夫教授にご協力いただき、液体窒素を用いて様々なものを瞬間的に凍らせる実験を行いました。園児と共に、花やバナナ、ゴムボールといったものやペットボトル中の空気など、様々なものを瞬間冷却しました。その変化に園児も興奮気味でした。最後は園児より、お礼のメダルをかけてもらい、名残惜しくもお開きとなりました。小学校に上がってからも、実験を通して理科を好きになってもらいたいと思います。

‌コロナウイルス対応もあり、園庭での実施となりましたが、中高生のものとは違ったにぎやかな授業となりました。ご協力いただいた保育園の先生方、里川教授、皆様に感謝いたします。