現在は新型コロナウィルス感染拡大のための休校期間中ではありますが、成蹊らしい学びの一つとして、希望者視聴型の講演会をStreamの動画配信で開催しました。
卒業生で感染症疫学研究者の落合利穏さんが、「感染症疫学とワクチン」というタイムリーな内容で、成蹊の中高生対象に話をして下さいました。これまでマラリアやデング熱の研究、ワクチンの開発に関わってきた経歴から、新型コロナウィルスについても学べる内容でした。
新型コロナウィルスに関しては、東京都での感染の推移を例に、ただデータを眺めるのではなく、データの中に何があるのか、データが何を伝えたいのかを見るのか大切だとお話されました。過去にはいくつもの文明を破壊してきた感染症ですが、その歴史から学んだ知恵や知識、データを巧みに使って、この先みんなでパンデミックを乗り越えていこう、と結ばれました。