成蹊らしい学び、動画配信による講演会の企画の第三回目は、成蹊中学高等学校の卒業生で一橋大学経済学部准教授の竹内幹先生にご講演いただきました。

竹内先生は「進学について」「成蹊高校時代のお話」「勉強することの意義について」という三つのテーマでお話くださいました。

勉強することの意義についてのお話の中で、「世界は今、よく混沌とした時代だと言われる。そんな世界の中で新しい道を作り出していくのは、パッションも大事だが論理の力。成蹊中学高校生が課せられている勉強することの意義は、人類が抱えている問題を解決するかもしれないヒントを論理の力、理性の力でもってくる。ということなのではないか。自分が幸せになることも、もちろん大事だが、助けを待っている人が世界にはいる。そういう人たちのために役立てる人間になれるように前向きに努力してほしい。自分の力を信じて頑張ってほしい。」と、激励をいただきました。

成蹊中学・高等学校生が、世界を変えるかもしれない、世界中で困っている人を将来救えるかもしれない、そんな大志を抱きながら机に向かえば、見えてくるものが違ってくるのではないか?コロナ禍で暗い話題が多い今、一筋の明るい光が見えるような希望に満ちたお話でした。

竹内先生のご講演を聞いて、生徒達からとても有意義な講演会だったという声が多く聞かれました。勇気づけられたとも話していました。今回の講演から学んだことを生かして、成蹊から世界に羽ばたく人材がさらに増えることを期待したいと思います。

竹内先生、貴重なお話ありがとうございました。