成蹊高等学校の家庭科では20年以上に渡り、夏休みの課題としてグループで家族に関連する内容のテーマ学習に取り組んできました。これまではクラスの授業内での発表だけでしたが、今年はクラス代表による高校2年生のチャンピオンシップ大会を開催しました。

テーマは1学期に学習した「家族・家庭」に関連するものを各班で設定しています。どのグループも、一概には語れない難しいテーマに取り組みました。

高校2年
A組代表 「日本でLGBTQを当たり前にするには」 
B組代表 「日本の介護の問題」
C組代表 「アンコンシャスバイアスとその実態」
D組代表 「最期の選択」
E組代表 「北欧と日本のLGBTをプライドパレードを通して考える」
F組代表 「日本における人種差別問題」
G組代表 「保育制度をどう考えるのか」
H組代表 「育児と保育の現場」

審査員の先生との質疑応答もありましたが、緊張に包まれながらもしっかりと答えていました。

入賞は金賞B組、銀賞D組・G組でした。どのクラスが表彰されてもおかしくない、ハイレベルな大会でした。高校の全体朝礼で賞状と副賞を授与し、金賞のB組代表が一言感想を述べました。

初めての大会でしたが、審査員の先生からも「レベルが高かった」とお褒めの言葉をいただき、成蹊生の底力を感じました。これからは、力を秘めておくのではなく、どんどん発揮してもらいたいと思います。保護者に生徒の雄姿をご覧いただくこともでき、大成功の大会となりました。