2021年11月29日にオンラインで行われた「増上寺所蔵三大蔵電子化公開に関するシンポジウム」にて、本校の下田桃子先生が講演されました。
このシンポジウムは、徳川家康が江戸時代に増上寺に寄進した三つの大蔵経(明版・元版・高麗版で国指定の重要文化財)を撮影しデジタルアーカイブとして公開するプロジェクトの意義を周知するためのものです。
大蔵経というのは仏教の様々な経典を集めた全集のようなものであり、現在も増上寺に所蔵されています。
下田先生は、歴史学の立場から、この三大蔵経の由来や、江戸時代の増上寺の機能、大蔵経が果たした役割についてお話しされました。

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このシンポジウムの直前には、三大蔵経がユネスコの世界記憶遺産として推薦されることが決まりました。
2023年のユネスコ執行委員会において、登録の可否が審議される予定です。

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