山岳部が今年度最初の登山を神奈川県の丹沢で実施しました。目標は三ノ塔(海抜1204.7メートル)です。登山口の標高が約280メートルなので約925メートルの標高差があり、これは東京タワーにスカイツリーを重ねた高さより少し低い、ということになります。中学生男女13名、高校生男女5名が元気に登頂し、無事に下山しました。また、経験豊かな山岳部出身の卒業生6名が同行し、指導に当たってもらうとともに、安全に関して万全の体制で実施しました。
山岳部ではこのコースを1999年から毎年登っていて、三ノ塔までは地図確認や水分補給、軽食補給のために数回立ち止まるだけで、座る休憩を取らない決まりになっています。この目標を達成すれば、夏合宿での南アルプスや上越国境などの険しいコースにチャレンジする自信につながります。中学1年生の新人は苦しさと戦いながらの登山となりますが、学年が上がるにしたがって余裕が生まれ、中学3年生以上ともなれば余裕の表情で新人を励ましながら登っていくようになります。