中高山岳部が高尾山で夜間歩行トレーニングを実施しました。

日頃の登山行動では日没前に目的地に到着するのが鉄則ですが、アクシデントに見舞われて日没後の行動を強いられる場合があります。

天候や月齢にもよりますが、森林帯の中のような場所では夜間は本当に真っ暗闇になってしまうため、ヘッドランプで照らせる狭い範囲の明かりだけで険しい山道を安全に歩行するためには日中の行動とは異次元のテクニックを必要とします。

今回、安全性の高い高尾山を選び、下山路の途中で日没を迎えるようにあえて午後2時に出発する計画としました。

途中の稲荷山で日没を待ちながらアドバイザーからの指導を受け、小雨の中を慎重に行動し、人気の絶えたケーブルカー駅前広場まで無事に下山することが出来ました。高尾山とは言え、困難な条件を設定すれば得られる達成感が大きいことを生徒たちは実感したようです。