校長ブログ「百代の過客」

ラグビー女子、パリに輝く!

 本校ラグビー部の中学2年堂原衣晴さんは、この夏パリで開催された「ラグビーヘリテージカップ2023」のU15女子チームの一員に選ばれました。日本チームは、決勝まで進んだうえ、ニュージーランドを破って見事優勝し、堂原さんも日本チームに多大なる貢献をしました。
 9月14日(木)、堂原さんが全校朝礼でその概要を説明してくれました。競技だけでなく、他国の文化や歴史の違いを知るとても良い機会になったことを、写真を交えて説明してくれました。日本代表の桜のエンブレムが付いたポロシャツを着た姿は、とても凛々しく、その活躍が眼に見えるようでした。

 詳細な報告はこちらをご覧ください。

 https://www.rugby-japan.jp/news/52168

朝礼でスピーチを行う堂原さん
桜のエンブレムが輝くポロシャツ姿
パリ出発前に校長室に報告に来てくれました。

 最後に、朝礼で堂原さんが話した全文を以下に載せさせて頂きます。

 私は、8月30日から9月10日までの12日間、ラグビーヘリテージカップに参加するためにフランスのポンルヴォアという町に行ってきました。ラグビーヘリテージカップとは、ラグビー生誕200周年とRWC2023の開催を祝し、15歳以下を対象とした七人制ラグビーの国際大会です。今回の大会では、試合にとどまらず、文化的な交流・体験やリーダーシップ育成など人間形成に力を入れた大会でした。日本のJapan Rugby Academyは、日本ラグビー協会が選手を公募し、書類選考や合宿選考があり全国から12人の女子選手が招集されました。
日本はプール戦で、フランス、トンガ、ウェールズ相手に3連勝し、決勝トーナメントに進みました。その後、ニューカレドニアとオーストラリアに勝利し、決勝に進みました。最後に決勝でニュージーランドと対戦し、25-20で勝利し、ラグビーヘリテージカップの初代ラグビーセブンスチャンピオンになりました。
ラグビーのほかには、各国の選手が自分の国の料理を作り競うラグビーシェフやラグビーのコアバリューに関する映像制作をして競うラグビーショートなどのプログラムがありました。開催国のフランスの文化を体験するイベントなどもあり、大会期間中は地域の方がボランティアとして私たち選手のサポートをして下さいました。
今回、私がこの遠征を終えての一番の感想は、何より楽しかった!ということです。日本の文化を伝え、他国の文化や言語を知ろうと互いに歩み寄る空間が、同じ時代を生きる人として一体感を感じられたのではないかと思います。この貴重な経験で学んだことを生かし、今後は学業でもラグビーでも吸収出来ることを精一杯学んでいきたいです。
最後に、今回の遠征に関してたくさんの方から応援やサポートを頂いたことに本当に感謝しています。ありがとうございました。

 素晴らしいコメントを有難うございました。世界一とは、驚くべき快挙です!!


パリでの活動の様子や日本チームの集合写真