成蹊LIFE vol.4
「本物」に触れ、五感で学ぶ
成蹊中高の「特色ある教科」
成蹊中高の「特色ある教科」
成蹊LIFE第4回は、成蹊中高の「特色ある教科」です。今回ご紹介するのは「書道」「家庭」「美術」の3教科。実体験を通じて学ぶこれらの教科は、生徒たちの知的好奇心・科学的探究心をかき立て、物事の本質をとらえる力を養います。
書道
人間性を高めるために
「書く」
書道を「書写」ではなく自己表現のひとつとしてとらえ、中国の古典に触れ、さまざまな表現技術を駆使し、「文字」を造形する楽しさを体験します。今回の授業は「芸術書」。「文字の表情」をテーマに、筆圧や墨の量などを調整することで、同じ文字にさまざまな変化を持たせます。生徒の個性・創造力が存分に発揮された授業となりました。
家庭
生活を豊かに創造するために
創意工夫を凝らした実践の喜びを体験しながら、実技力を育成し、また将来に関わるテーマについて家庭科の視点でとらえ、考える力を養います。今回の授業は調理実習。キャンパス内に生育する筒やゆずなど、旬の食材を取り入れ、多彩な料理にチャレンジしました。栄養素の知識も実体験を通じて学ぶことで、より理解が深まります。
美術
絵画、版画、彫塑などで表現力を体得
制作を通して、想像力を高めます。高校の美術では油彩のほか、日本画、彫塑、版画など表現の幅がぐんと広がります。今回の授業は版画。「絵を描く」「木を彫る」「色を塗る」「紙に刷る」などの複雑な制作工程を通じ、版画ならではの楽しさ、難しさ、奥深さを体感しました。
生徒たちの声
上記の教科について、授業を受けている生徒たちの声を聞きました。
書道
- 書道の授業を受けて、集中力が高まりました。(中1・女子)
- 4~5人のグループでひとつの作品を作る課題があったときは、クラスの結束力が高まりました。(中2・女子)
- 自分の好きな文字・書体をいくつかの選択肢から選び、自分で手本を作り、それをもとに清書を仕上げていくという授業がとても印象に残っています。自分の個性や特徴が、全てその文字に表れるからです。(高1・女子)
家庭
- 栄養素の知識を学んだので、食事をするとき栄養バランスを考えるようになり、また家族にもご飯を作ってあげられるようになりました。(中1・女子)
- 自分で考えた自由な発想を実現できるところがおもしろいです。(中2・女子)
- 家庭の授業を受けてから、衣類の修復を自分でするようになりました。(中3・女子)
美術
- 将来、美術系の職に就けたらいいなと思っているので、専門的なところまで詳しく教えてくれる美術の授業はとても役立つと思います。(中3・女子)
- 画材や造形用の道具が豊富に揃っているため、いろいろなことが出来るのが楽しいです。(中3・男子)
- 先生がやり方を説明してくれたあと、自分たちで自由に作っていくことが多いので、各自の個性がよく発揮できる授業だと思います。(中3・女子)
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