スポーツは見ているだけじゃ上手くならないですよね。また、基礎練習だけやっていても試合には勝てない。英語も同じだと思うんです。単語を覚え、基礎的な文法を理解し、吸収したことを書いたり、話したりする、つまりOutputすることで、はじめて自分の血肉となる。そして、失敗してもいいからどんどんチャレンジすることで、成功したときに喜びや感動を味わうことができ、好きになっていく。成蹊中高ではそうした考え方を大切にし、「英語は使いながら身につける」ということをさまざまな局面で実践しています。
一方で、英語は大学受験における重要な科目のひとつです。受験に挑む生徒が多い本校では、多様なテキストに触れながら、受験に対応できる力をつけることにも注力しています。近年では入試に向けて様々な英語の資格試験を受ける機会も増えており、授業の中で「読む・聞く・書く・話す」の実践を繰り返してきた体験が生かされています。海外の大学へ進学する生徒、大学入学後に留学をする卒業生など広い視野と大きな夢を持って勉強や努力を続けている生徒が成蹊には多くいます。大学進学は勿論、その後の成長も私達にとっては大きな楽しみです。
みなさんにお伝えしたいのは、英語の習得自体を目的とするのではなく、英語を有効なコミュニケーションツールとして今後の人生に活かしていってほしいということです。英語が使えることで、世界の多様な価値観に触れることができますし、将来の選択肢も広がります。ぜひ成蹊中高で、楽しみながら英語の実力を伸ばし、しっかりと大学受験も突破し、今後の人生を切り拓いていってもらえたら嬉しいです。
齋藤敬子先生