学科・大学院

日本文学科 ゼミリスト

※テーマや内容等は、年度により変更となる場合があります。



1年次

-日本語学・日本文学の概略を理解する-

アカデミックスキルを身につける

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日本文学科で日本語・日本文学の研究を行うために必要となる基本的な能力、すなわち、話すこと・書くことの両面にわたる表現能力、聞くこと・読むことの両面にわたる理解能力、知的活動のために必要な調査・分析能力、論理的思考能力を、少人数のゼミ形式で、実践的に身につけます。

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日本語・日本文学研究に必要な基礎力を身につける

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日本語・日本文学分野で興味を持ったテーマに関して自ら問題を立てて探索したうえで自分の考えを発表し、討議できる能力を、少人数のゼミ形式で、実践的に身につけます。また、その過程で、課題を調べるための情報収集の方法、資料を読み解く力、論理的に議論を展開し他者にわかりやすく伝える力なども磨きます。

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2年次

-古典文学、近・現代文学、日本語学の3領域を学ぶ-

<古典文学>
平安和歌を読む

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 和歌を分析するにはコツがあります。毎回の授業では、歌一首に表現された情景や心情を味わい尽くすとともに、表現分析の仕方や着眼点の見つけ方などを学びながら、古典文学を解釈するための手順と方法を身につけていきます。

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<古典文学>
浮世草子を読む

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『御伽百物語』という怪談集を一人一話ずつ担当して読みます。本作の特徴は、中国の奇談・怪談の筋を取り入れつつ、江戸時代の文物や実在の人物、話題の事件などをふんだんに盛り込んで換骨奪胎する点です。浮世草子の面白さを味わい、作者の創作手法を考察することを通して、古典文学の基本的な読解方法を学びます。

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<近・現代文学>
芥川龍之介を視座として

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デビュー作の「羅生門」だけで芥川龍之介をわかった気になるのはもったいないです。古典文学への挑戦、映画表現の影響、探偵小説の試み、妖怪キャラへの自己投影、分身の恐怖、狂気との親和……作品を通して、近代のさまざまな問題を読んでゆきます。

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<近・現代文学>
近・現代文学研究の基本的な方法を身につける

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 近代の短編小説を毎回の授業で1作品ずつとりあげ、学生が発表していく形で授業を進めます。前期は、先行研究をどのように調べ、研究の参考にするのかを学びます。また後期では、同時代の資料を参照しながら小説を読解していく方法を学びます。これらを通じて、近代文学研究の基本的な考え方を身に付けていきます。

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<日本語学>
日本語の変化について考える

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江戸時代の通俗的な作品を読んで語の意味・用法の当時の実態を探るとともに、特徴の見られる語・表現について、古代・中世・近世の文学作品や、明治以降の資料などを調査して用例を収集し、語義・表現法の変化を考察します。また、日本語の変化の傾向・原因等についても考えてみます。。

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<日本語学>
似た意味のことばの違いを分析する

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 たとえば「ついに/ようやく 来た」の「ついに」と「ようやく」は意味が似ています。しかしよく観察すると両者には「ついに来なかった」は言えても「ようやく来なかった」は言えないという違いがあります。このような具体的なデータから二つのことばの意味の違いを分析することを通じて、文法的思考を養います。

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3年次・4年次

-専門テーマを選択し、掘り下げ、卒業論文にまとめる-

古代和歌を読む

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7世紀から12世紀頃までに詠まれた古代和歌の世界を味わっていきます。古代和歌の表現分析を通して、季節観や恋愛観の形成過程を浮き彫りにすると同時に、それぞれの歌人がどのように言葉を組み立てているのか、どこに表現上の工夫があるのか、といった考察を通して和歌の「鑑賞眼」を養います。

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『源氏物語』を読む

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『源氏物語』を丁寧に読み解いていくゼミです。『源氏物語』は読めば読むほどその奥深さに驚かされます。そんな作品についてゼミのみんなで議論していると、独りではたどり着けないような作品の深奥に到達することがあります。その楽しさをぜひ味わってほしいと思っています。

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御伽草子を読む

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御伽草子は室町時代から江戸時代にかけてつくられた短編の物語です。このゼミでは「一寸法師」「酒呑童子」「鼠草紙」といった作品を通して、中世の豊かな物語世界を縦横に読み解きながら、その魅力を探ります。

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近世文学を読む

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浮世草子、読本、草双紙、俳諧、川柳、歌舞伎など、韻文・散文を問わず江戸時代の様々なジャンルの作品を、ゼミ生ひとりひとりの分担を決めて読んでいます。原文にそって作品を深く掘り下げ、江戸時代の人々の頭の中をのぞきながら、自力で文献を調査し、正しく分析する力を身につけます。

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「怪異」の想像力

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「怪異」を軸とした作品を分析します。リアリズムや自我の解放、あるいは社会変革など、さまざまな目標が掲げられた近代という時代に、怪異を描くことにはどのような意味があったのでしょうか。参加ゼミ生の選択によりますが、泉鏡花や芥川龍之介、内田百閒、中島敦、江戸川乱歩などが取り上げられることになるでしょう。

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近代の文学と文化

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3年生では、前期は一人の作家を取り上げて作品を読み、作家から文学について考えることを学びます。また後期は長編小説を担当者ごとに分担し、一篇を通して分析していきます。これらの学びを踏まえて、4年生で卒業論文を執筆します。卒業論文では、文学や文化についてより広い視点で考えることを目指しています。

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日本語の実態・変化を実証的に解明する

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文字・表記、文章・文体、語法・表現、敬語、語義などに関して興味を持っている問題点をまず述べてもらいます。追究すべきテーマが決まったら、小説、戯曲、歌詞、映画・ドラマの台詞、漫画、新聞、雑誌、看板など、日本語資料を調査してなるべく多くの用例を集め、それを証拠にした考察を行います。

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具体的事例から日本語の文法を考える

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このゼミでは、江戸時代から現代にかけての日本語の文法に関して、自分なりのテーマを設定し、分析を行います。ある言葉の意味が江戸と現代で異なるのはなぜか、現代の若者ことばの特徴は何かなど、設定されるテーマは様々ですが、具体的な事例・データに基づいた実証的な分析・論証ができることを目指します。

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