国際文化学科の学び

学際的に学ぶ

授業の事例から:「国際文化論」履修学生インタビュー

文化と国際関係

ー文化の視点で国際社会を紐解く

―国際文化学科での学びはどのような点が魅力ですか?
T・K:国際文化学科の魅力は、多様な国や地域に関する授業を通して、幅広く国際社会について学ぶことができるということだと思います。また、国際関係、文化人類学、歴史、文化など多角的な視点から国際社会を分析する力を高めることができます。どの授業も興味深い内容が多く、自分がさらに追究したいテーマや地域を探ることができると思います。
―英語英米文学科から国際文化学科に転科されたそうですね。国際文化学科のどんなところに惹かれましたか?
T・K:1年次にいくつか国際文化学科の授業を受講し、世界で起きている事象、文化の普及、人の移動がひとつの国にとどまらず、様々な国が関わり合っているということを実感しました。よりグローバルな視点から学ぶことに興味が湧き、英語圏に限定せず、国の枠組みを越えた広がりについて、国際文化学科で学びたいと感じるようになりました。
―履修していた「国際文化論」の概要を教えてください。
T・K:「国際文化論」は川村陶子先生の授業で、「文化でみる国際関係」「文化でつくる/文化がつくる国際関係」をテーマとする講義です。文化は、私たち人間が生み出すものとして存在しているだけでなく、文化が媒介となって、国と国、人と人をつなぐ役割を担うということを学びました。また、文化自体が、流動的で、多様で、柔軟で、時にはソフトパワーの資源として世界に大きな影響をもたらしうるものであるということなど、文化の奥深さも学ぶことができました。
―「国際文化論」をはじめとする国際文化学科の学びを通して、ご自身の物事の見方が変わったり、視野が広くなったりした実感はありましたか?
T・K:非常に強く実感しました。「文化の視点から」国際社会を捉えるという新たな視点を得られ、自分にとって最も関心のあるテーマとなりました。例えば、食、音楽など何気なく取り入れられ、生活の中に溶け込んでいる文化が、単に人間が消費する対象となるだけではなく、生活や経済など国の違いを越え、国や人を結ぶ働きをもつのではないかと考えるようになりました。
―今後さらに学んでいきたい分野や追い求めたい将来像、キャリアはありますか?
T・K:3年次、4年次の川村先生のゼミで「文化の視点から国際関係に取り組む」ということを深めていきたいと思っています。「国際文化論」での学びを活かし、特に文化が私たちに与える影響について学んでいきたいと考えています。グローバル化、文化的多様性とどのように向き合うか、文化がどれほどの影響力を持ちうるのかを探求していくことが今後の楽しみです。

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