成蹊学園では、ワンキャンパスだからこそ実現できる小学校から大学までを対象とした一貫教育活動として、「成蹊オープン・ゼミ」と称した様々な取り組みを行っています。2016年度に実施した第1弾企画『中学3年生×大学ゼミ体験』、第2弾企画『オーロラと宇宙シンポジウム』に続き、第3弾企画として、2017年4月2日(日)に大学6号館3階にて、『ESD成蹊フォーラム2017 武蔵野の自然と成蹊の学び』を開催しました。
ESDとはEducation for Sustainable Development(持続発展教育)の略で、この十数年来、ユネスコ(国連教育科学文化機関)によって推進されてきた運動です。成蹊教育の理念とも高い親和性があることから、ESD成蹊フォーラムを企画しました。昨年度(2016/3/26開催)に引き続き、2回目の開催となります。
第1部では、「成蹊学園での環境教育やESD活動の報告」と題し、各学校からの報告を行いました。小学校からは4年生の夏の学校での海の生き物観察について、中学校からは2年生のハンセン病に関する学習について、高等学校からは生徒会の地域貢献活動等について、大学からは「文学部現代社会学科2016年度前期『コミュニティ演習』成果報告 街についての記憶を記録へ」と題した活動について、そして最後に学園が取り組むケヤキ並木の持続的維持管理について、教員、職員、生徒たちがそれぞれの立場から取り組むESD活動についてプレゼンテーションをしました。
第2部では、『武蔵野の「地」の成り立ちを知る』をテーマに、講師に帝京平成大学の小森次郎先生をお招きし、武蔵野台地や下町低地の成り立ちについて、数万年スケールの地殻変動や気候変動によって、多摩川の扇状地が現在の武蔵野台地となった様子をわかりやすくご講演いただきました。
当日は、100名を超える多くの方々にご来場いただき、活動報告や講演に皆さん熱心に耳を傾けていらっしゃいました。







