本校は、アメリカ合衆国ニュー=ハンプシャー州コンコード市郊外にある名門セント=ポールズ校 (St. Paul's School, SPS) に、1949年の槇原稔氏以来、70年にわたり多数の留学生を送ってきました。この留学は、日本とアメリカの友好関係を深め、文化交流を図ることを大きな目標としています。『セント=ポールズ校概要』および『成蹊-セント・ポールズ交流60年誌』(希望者に配布中で、中高図書室で閲覧可能)にもあるとおり、ここを卒業した成蹊出身者の多くは、さらに日米の大学に進んだうえ、各界で指導的地位に就き、グローバルに活躍しています。

この度、跡部中学高等学校校長はSPSを訪問し、10月21日の朝の礼拝で、成蹊とセント・ポールズ校の交流が持つ意味、そして今後この交流が持つ意味について、英語でスピーチを行いました。また、SPSのレクター(校長)のKathleen C. Giles先生からは、成蹊・SPSの交流の歴史に関する素晴らしいスピーチも行われました。更に、SPSの音楽のホワイト先生が作曲した曲が演奏されました。ホワイト先生は、成蹊の校歌とSPSの校歌を組み合わせ、ひとつの曲にまとめ上げています。成蹊の校歌の部分は、SPSのチャペルの生徒の聖歌隊(その中には成蹊からSPSへ行っている生徒も含まれます)が日本語で歌っており、感動的な出来事でした。

跡部校長からはSPSへ記念品が贈呈される
朝の礼拝が行われたチャペル
図書室では、成蹊からSPSへ派遣され、その後活躍された先輩方の著書が展示されていました。
図書館では、成蹊からSPSへ派遣されている生徒がクラスメートと勉強をしていました。