成蹊中学では、教室での授業ではできない野外体験をして頂くことを目的に「理科野外観察会」を開催しています。

3年ぶりの開催となった昨年はあいにくの天気でしたが、今年は絶好の好天に。
多摩川の中州には、甲羅干しするアカミミガメがいたので、双眼鏡を出して皆で観察。
野鳥観察では、日本最大のサギ「アオサギ」が羽を広げるようすや、ヒドリガモ、カルガモ、ツバメなどが確認できました。

化石採集では、貸し出した用具を地面に差し込み、めくるように地層をはがして地層の中に埋もれた化石を採集。
二枚貝や巻貝などの化石や、貝殻はもうなくなって、形だけが残った印象化石を多数見つけることができました。

140万年前、観察場所の多摩川の河原は、現在の東京湾の浅瀬のような貝の住む場所でした。

その頃に思いを馳せながら、42名の生徒と保護者の皆様に、穏やかに晴れた春の一日を楽しんで頂くことができたかと思います。