2月8日(土)の夜、新宿区立江戸川小学校で天体観望会が開催されました。
観望会は、同小学校PTAの「おやじの会」が主催。
高校天文気象部は、OBの方のご縁でこの観望会に招かれました。
観望会は、小学校の低学年の部と高学年の部に分けられ、それぞれ42名と22名の小学生とその保護者の皆様が参加。
天文気象部からは、部員20名と4名のOBが参加しました。
おやじの会の皆様を合わせると、総勢100名を超える観望会となりました。
新宿区にある江戸川小学校は周囲をビルに囲まれ、観望会会場の小学校屋上から見渡す景色も都会そのもの。
遠くにスカイツリーや歌舞伎町タワーも見える中、成蹊から持ち込んだ5台の望遠鏡で、半月をやや過ぎた月面や、金星・土星・木星・火星などを覗きました。
小学生向けの観望会ということで、望遠鏡には天頂プリズムを取り付け、小学生の身長に合わせて接眼部を覗く角度を変える工夫をしました。
その甲斐もあり、小さな低学年の小学生にも、月面や三日月状に欠けた金星などを見て頂くことができました。
月の海に、しわのような模様を見つけた小学生からは歓声が上がりました。
高学年の部になると、一挙に身長が高くなって、望遠鏡の足を急遽延ばすことに。
高校生でも答えられないような鋭い質問をする小学生もいて、小学校6年間の幅広さを感じました。
小学生たちの素直な反応を目にし、望遠鏡を操作する高校生たちも、改めて皆で星を見る楽しさを感じたようす。
自分たちが教える側にまわり、考えながらわかりやすく小学生に伝えるという経験も得難いものとなりました。
観望会終了後には、おやじの会の皆様から豚汁が振舞われ、冷えた体に温かさが沁みました。
保護者の方からも、宇宙人はいると思うか? などのご質問を頂きました。
ご家庭での楽しげなようすを伺うことができ、楽しいひとときとなりました。
2月初めの入学試験に合格し、4月から成蹊中学に行く、と話してくれた小学生もいてビックリ。
昨年の観望会に参加して、成蹊中高のことを知ったとのこと。
今後も、観望会が色々なつながりを生むものとなればと思います。
<リンク>
新宿区立江戸川小学校







