2月19日(土)、「クエストカップ2022全国大会」の企業探究部門「コーポレートアクセス」に、本校2年生3名による「breAk」チームが参加しました。チーム名ですが、行動する意味するACTと、今回連携をして頂いたパナソニック(株)の経営理念である「A Better Life, A Better World」から、「breAk」のAを敢えて大文字としたそうです。
このクエストカップは、実在の企業や先人を題材に、答えのない課題に取り組む「クエストエデュケーション」を踏まえ、仲間と共に話し合い、考え抜き、生み出した探究の成果を社会に向けて発表する大会です。まさに、私が日頃から生徒に言っている「0to1」が実践できる場です。全国294校、約56,000名の全国の中高生が参加する中、12チームしか出られない全国大会の切符を見事勝ち取った生徒達には拍手を送りたいと思います。
このチームは、パナソニック(株)と連携する中、「今感じるモヤモヤからワクワクの日常を生み出す」ことをミッションに掲げ、脳波を用いた集中力向上システム「βγαin」をパナソニック(株)の技術を使って実現するといる提案しました。このシステムを活用して、日常のオン・オフの時間を有効に使うことにより、余暇の時間が生じ、自分の趣味を充実させるワクワクした生活が送れるというコンセプトです。働き方改革が問われる今にあった提案で、実現した場合には是非私自身も使ってみたいと思いました。
今回はオンライン開催であったことから、本校での発表となりました。しかし、10名以上の先生方が見学する中で、少し緊張気味でしたが、ほとんど原稿を見ずに発表する姿はとても頼もしかったです。参加した3名の生徒の感想を載せますので、お読みください。
◎佐々木さん(リーダー)
クエストカップに出場したことは私にとって良い経験になりました。クエストカップでは与えられた課題に対して、自分たちで問題を提示して解決しなければなりません。私達は、問題解決に必要な「調べる・考える・意見を発言する」の3点を話し合いの中で何度も行いました。5W1Hを常に問いかけ、どんどん深めていく作業は大変でしたが、同時に楽しさも感じました。その結果全国大会にも出場でき、そこでは私達にはなかったアイデアが溢れていて、さらに刺激をもらえました。そして今回の経験はクエストカップに限らず、日常のあらゆる場面で必要なことであることを学ばせていただきました。メンバーと先生、その他協力してくださった方々には感謝しかないです。このような機会をいただきありがとうございました。
○松井さん
私にとって様々な可能性と向き合えた体験でした。1番進みたい道に繋がる力を養えると考え、参加したコーポレートアクセスですが、自分が思っていたよりも何倍も学ぶ事が多く、同時に自分の成長を感じることが出来ました。1つの経験を通して高めることができる力の可能性を実感出来ました。また、自分の好きな事を再認識出来たという意味でも貴重な体験でした。自分の考えが課題解決に繋がること、誰かと一緒に1つのことを成し遂げること、心の底から楽しかったと思えるからこそ、改めてこれらが自分にとって好きと思える事だと実感しました。将来の可能性が広がったと思っています。支えてくださった先生、そしてメンバーに対して感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。全国大会出場を成し遂げられた事を心から嬉しく思います。
○尾林さん
今年度のクエストカップのテーマは「あふるる、ゼロ。」でした。私たちはアイデアも何もないゼロから企画を考え始め、試行錯誤を繰り返しながら自分たちなりの答えを探究し続けました。調査を重ね、知識が増えれば増えるほど、自分たちの考えていたことが実は違っていたり、現在の技術で行われていなかったりした点は大変でした。しかし、未知なことが多いからこそ、また未だ誰も実現していないからこそ、企画が実現した時のことを想像しながら、創造していくのはとてもワクワクしました。今回大変貴重な経験をさせていただき、今後の糧になったと思います。ありがとうございました。
今回のテーマである「あふるる、ゼロ。」は、私が日頃から話す「0to1」に繋がっています。生徒達の感想も素敵で、今後の活躍がとても楽しみです。