校長ブログ「百代の過客」

ユネスコスクールとの連携

 10月31日(火)、和歌山県立古佐田丘中学校の生徒さん40名と教頭先生をはじめとする先生方5名が本校に来校されました。
 古佐田丘中学校は、和歌山県立橋本高等学校との併設型中高一貫教育校で、ふるさと学習と国際交流を柱とした、世界遺産や地域の文化財等に関する学習、SDGsの達成を視野に入れた学習を行っているユネスコスクール認定校です。今回、修学旅行を兼ねて東京に来た際、ユネスコスクール校同士の連携を図るため、本校と交流をすることになりました。
 15時過ぎに到着した後は、本校内の見学を行ってもらい、その後合同教室で、両校のユネスコスクールとしての取組などを紹介し合いました。 
 古佐田丘中学校は、世界遺産に指定されている空海が開いた高野山のふもとに位置していることから、地域の宝である高野山への理解を深め、その良さを発信し、地域の発展につなげることを目標に取り組んでいます。そのため、生徒達が様々な視点から高野山の魅力を紹介してくれました。根本大塔など19の建造物がある「壇上伽藍」と、空海が眠る「奥の院」という二大聖地の説明に、本校の生徒達も興味深く聞き入っていました。私も高野山には2度ほど行ったことがありますが、雲上の聖地の感じがあり、その荘厳さに驚かされました。今回、古佐田丘中学校の発表にもあった、高野山への参詣道のひとつである「町石道」を通って、また参詣したくなりました。

古佐田丘中学校による学校紹介
高野山の紹介
「町石道」の紹介

 成蹊中学校からは、中学3年生の桃李(道徳)の時間で、今取り組んでいる「10年後の社会にどうかかわるか」について、代表生徒によるプレゼンを行いました。「AIは、今後人間にどのように関わるか」「10年後の手話」「10年後の絶滅危惧種」など、各々がテーマとして掘り下げた発表が繰り広げられました。
 その後、特別研究グループ「ユネスコスクール」の生徒達による活動内容の報告がありました。内容としては、ごみ問題への取組や「けやき循環プロジェクト」を通して行われた焼き芋大会、平和の鐘プロジェクトや文化祭での取組が紹介されました。また、SDGsを念頭に学校内で採れたものを使って焼いたクッキーが配られました。私も貰いましたが、とても美味しかったです。

海洋酸性化の問題を説明する生徒
ビジュアルもうまくできていました!
10年後の課題も取り上げています
ごみ問題への取組について
焼き芋大会の様子
クッキーは美味しく出来上がりました!!

 最後に、古佐田丘中学校からお土産を頂きました。そこで本校からは、受験生に配っているピーチ君のペットボトルを差し上げました。とても喜んでくれ、ペットボトルを持って記念写真を撮り、解散となりました。
 ユネスコスクール同士がこのように交流することは大変意義深いことであり、今後も続けていきたいと思っています。有難うございました。
 

古佐田丘中学校からお土産を頂きました
バスを見送る生徒
両校一緒に記念撮影