校長ブログ「百代の過客」

アメリカへ行った留学生に会ってきました!

 本校は、幾つかのアメリカの学校に留学生を派遣しており、大学では西海岸のUCデービス、中学・高等学校では東海岸沿いのセントポールズ校・チョート校・エクセター校・イーグルブルック校との間で学校間交流を行っています。私は、10月20日(日)からアメリカに渡って、東海岸の交流校4校に伺い、そのうち2校では4名の成蹊からの留学生に会ってきました。

 最初は、チョート・ローズマリー校を訪問しました。本校からチョート校へは、1年間の長期留学に加え、サマープログラムで参加する生徒もいます。長期留学している鈴木由季さんとも会って、メンターの先生から様子を伺うと共に、実際の授業も見させて貰いました。充実した日々を送っている姿が見られ、私も嬉しくなりました。

綺麗なチョート校の校庭
香港生まれの生徒がキャンパスツアーを行ってくれました
カーティス校長先生と一緒に
鈴木さんのメンターの先生や先輩と一緒に
中国語の授業を受ける鈴木さん
クラスメートと一緒に

 次は、全寮制の男子中学校のイーグルブルック校です。本校からは、女子生徒も参加できるサマープログラムに今年は17名の生徒を派遣しました。紅葉が素敵な雰囲気を醸し出す中、自然豊かな校舎はとても魅力的でした。チェース校長先生からは、成蹊に生徒を派遣したい旨の話が聞かれ、相互交流になることを心から祈っています。
3つ目の訪問校は、エクセター校で、本校からはサマープログラムに生徒を派遣しています。ここでは、本校とエクセターの間をコーディネートして頂いているポール・ヤングさんとも合流し、エクセターの卒業生でもあるポールさんに校舎の案内をしてもらいました。ローソン校長先生にも面会し、今後の事も話し合うことができました。

自然豊かなイーグルブルック校
チェース校長先生と一緒に
イーグルブルックの寮生が集うカフェテリア
芝生が映えるエクセターの校舎
ローソン校長と一緒に
ポールさんの想い出が詰まった講堂で

 最後は、セントポールズ校です。本校から毎年長期留学生を派遣しており、その歴史は75年に及んでいます。校舎の中には、初めて派遣された槇原稔さんについての資料もある、成蹊とセントポールの歴史を紹介するコーナーまで設けられています。そんな深い歴史を持つセントポールズ校では、ジャイルズ校長先生はじめ多くの先生方に歓待してもらいました。
 2日目の朝、学校を象徴するチャペルで行われた全生徒と教員が集まる朝礼では、聖歌隊が成蹊の校歌を歌ってくれ、とても感動しました。その後、ジャイルズ校長から成蹊との歴史が語られ、最後に私からスピーチをさせてもらいました。私は、余り緊張することが無いのですが、手の震えを抑えながらのスピーチとなりました。その後、本校からの留学生である中島珠希さん、遊口蘭椰さん、野坂有希さんの3名の学んでいる教室で、一緒に授業を受けました。私は中島さんと一緒に数学と中国語の授業を受けました。二つの授業の間にあった少し長めのインターバルでは、中島さんが取り組んでいる小麦の研究について、ラボを案内しながら説明してくれました。3名ともとても元気そうで、それぞれのやりたい目標に向かって、取り組んでいる姿が印象的でした。また、来年3月にジャイルズ校長が本校を訪問されますので、それも楽しみにしています。
紅葉の綺麗なボストン近郊の4校を廻り、すべての校長先生と会うことができたことは、とても幸せでした。今後も、このような学校間交流を大切にし、生徒にグローバルな視野を持たせていきたいと考えています。

チャペルが象徴的なセントポールズ校
成蹊のコーナー
感激でした!
多くの関係者の方と一緒に
チャペルの内部
成蹊の校歌を歌う聖歌隊
槇原さんのことを話すジャイルズ校長先生
緊張のスピーチでした
自撮り姿を撮られてしまいました
自身の研究を熱く語ってくれる中島さん
聖歌隊で頑張ってくれた遊口さん
自分が住むドミトリーをバックに野坂さん
校舎を案内してくれた生徒達