本校では、「おにぎりアクション」の取組に昨年から参加しています。「おにぎりアクション」とは、国連が10月16日を世界食料デーとして制定したことを記念した取組です。具体的には、自分が持ってきたおにぎりの写真を主催者である特定非営利活動法人TABLE FOR TWO Internationalの特設サイトに投稿することにより、協賛企業が寄付を行い、食料に困窮しているアジア・アフリカの子ども達に1投稿当たり給食5食が届くというものです。先日、10年目を迎えるこの取組の記者発表会に、教員と生徒3名が参加してきました(本校ホームページ参照)。
さて、本校の取組としては、おにぎりを持ってきた生徒や教員が、昼休みにアンバサダーの生徒がいる指定された撮影場所におにぎり持参で駆けつけるシステムです。先ずは、高校の指定場所である進路指導室前に行くと、おにぎりを撮影する場所づくりをしていました。次に、中学棟に移って、全生徒の憩いの場所である生徒ホールに向かいます。このホールは、クラス・学年を超えて、誰でもが食事が摂れる場所で、多くの生徒で賑わっています。担当の生徒が到着すると、おにぎりを持って来ている生徒が手を挙げたり、担当の生徒の所に集まってきておにぎりの撮影をしてもらっています(先生方も参加してくれています)。中学生の写真は高校生の担当者が毎日撮っており、中高の絆を深めることにも役立っています。
このように、「おにぎりアクション」は、誰でも簡単に取り組めるもので、世界の食の現状について、身近で考えることができます。中高生とも、楽しんで写真撮影を行っており、「おにぎりで、世界を変える。」というキャッチフレーズが実際に生まれていると感じました。この取組は、飢餓だけでなく、先進国の肥満や生活習慣病についても考えるもので、血圧高めの私も自戒させられました。
また、明日もおにぎりを持って来ようと思います!!