11月16日(土)、今年度で4回目となる「家庭科シンポジウム」が本校大教室で開催されました。今年は、審査員として毎年お願いしている卒業生の上田昌孝さん(マクドナルド社外取締役)、渡邉優さん(元キューバ大使)に加え、新たに卒業生の丹羽多聞アンドリウさん(プロデューサー)と日本女子大学の天野晴子教授に参加して頂きました。また、保護者の方も観覧して頂き、有難うございました。
クラスプレゼンを経て選ばれたチームの内容は、「子ども食堂について」「子どもの成長と玩具」「死ぬ権利」「SNSによるルッキズムの肥大化」「地震と共に生きる社会」「2Lペットボトル4本分の荷物」「世界で常識になりつつある無痛分娩」「何が変われば子供が持てるの?」の8テーマです。
年々プレゼン力が上がってきている中、今回はどのチームも高いレベルの発表をしてくれました。特に、単なるプレゼンではなく、芝居形式を取り入れた劇場型のプレゼンもあり、楽しく見ることができました。金賞を受賞した「何が変われば子供が持てるの?」のチームは、授業を模した形式の新しいタイプのプレゼンで、課題設定の解決策が具体的である点が心に刺さりました。銀賞の「SNSによるルッキズムの肥大化」も新しい形式のプレゼンを行い、SNSの問題点を違った角度から警鐘を与えてくれました。銅賞は、4名中3名が男子という班員構成でありながら、「世界で常識になりつつある無痛分娩」をテーマとしたチームで、豊富な資料を提示して、論理的にプレゼンを進めてくれました。この他、審査員特別賞には、身近なテーマを分析し、リュックを背負ってプレゼンした「2Lペットボトル4本分の荷物」のチームが選ばれました。
いつもは辛口のコメントを出す審査員も含め、全員の審査員から今年のテーマ設定と生徒達のプレゼン力に対して、お褒めの言葉を頂きました。このプレゼンもこの場だけで終わらせず、外部で開催される様々な大会にチャレンジして貰いたいと思います。また、この取組を定着化させてきた家庭科の先生方のご苦労にも感謝いたします。
皆さん、ご苦労様でした!