校長ブログ「百代の過客」

カウラ交流55周年記念式典

 1970年、オーストラリアのカウラ市のオリバー市長と本校の栗原美能留校長との間で交流事業の締結がなされ、本校とカウラ市では現在まで交換留学制度が55年続いています。今年から、カウラ高校に代わって、セントラファエル・カソリックスクールと新たに交換留学を始め、1月からエマ・ハッサムさんを迎え入れました。そして、3月末には、本校の水野咲耶さんを長期派遣することになりました。

 3月8日(土)、成蹊大学6号館のコミチカフェにおいて、水野さんの壮行会が開かれました。水野さんのご家族を招き、カウラ留学を体験した成蹊の卒業生を母体とするカウラ会の方々が中心となって行われ、学校関係者やカウラに関係する人達が集まりました。エマさんも出席する中、水野さんが留学への想いを伝えるメッセージを披露しました。これを機に、カウラと本校の繋がりがまた強くなった気がしました。

水野さんご家族とエマさん
水野さんのスピーチ
記念写真後、自撮りです

 3月27日(木)、水野さんがいよいよ出発です。水野さんには、カウラでの記念式典に出席するため、私の他、国際教育部主任の富塚先生らが同行しました。28日にシドニーに到着し、トランジットの間にシドニーの町並みを散策して、オレンジ空港へと向かいました。オレンジからは、カウラ成蹊会のボブ・グリフィスさんとアランさんが車で出迎えてくれ、カウラまで運んで頂き、水野さんもホームステイ先に無事到着しました。
 3月29日(土)、カウラ市主催のレセプションが開かれ、カウラ市長やセントラファエル・カソリックスクールの校長先生をはじめ、本校に留学した多くの方々も集まってくれました。本校からは第1回の交換留学生である竹沢さん夫妻をはじめ、カウラ会の岡会長や前田さんらが参加しました。カウラ市全部をあげて、本校との交流を支援してくれることに本当に感謝しています。

羽田を出発(エマさんも見送りに)
オペラハウスを背に記念写真
受付には今までの記念の品が並びました
司会もかつての留学生
会場の雰囲気
この人がいなくては成り立ちません(ボブ・グリフィスさん)
ミシェル校長(セントラファエル・カソリックスクール)の挨拶
第一回派遣の竹沢さん
交換留学生が一堂に
全員で記念写真

 3月30日(日)、ジャパニーズガーデンでランチをした際には、ピーター・ラッセンが描いたジャパニーズガーデンの絵を学校に寄贈されました(校長室に飾ってあります)。そこでは、ホストファミリーと打ち溶けている水野さんの姿もあり、とても良い雰囲気でした。帰りには、昨年8月に本校の短期留学生が植樹した桜も見学してきました。
 3月31日(月)には、セントラファエル・カソリックスクールにおいて、セレモニーやキャンパスツアーを行いました。ここでも記念品を贈呈され、カウラの方々の暖かさに感動しました。午後には、長く交流を続けたカウラ高校にも寄ることができ、有難く思っています。10月には、本校で記念式典がありますので、カウラの方々に負けないようおもてなしをしていきたいと思いました。

記念品の絵を持つボブさん
校長室に飾ってあります
水野さんもすっかり溶け込んでいます
植樹した桜
桜に添えられたプレート
セントラファエル・カソリックスクールでのセレモニー
カウラ高校