3月8日(土)、成蹊学園本館大講堂で高等学校卒業式が行われ、326名の生徒が無事に卒業しました。卒業生呼名の後、私の校長告辞では、これから始まる新生活において、限りある時間を上手に使うために、「何かしようと考えると同時に、何をしないかを考えること」の大切さを話しました。生徒会長の送辞を受け、生徒代表の高山さんによる答辞では、コロナ禍から脱して、充実した学校生活が送れたことが語られました。素晴らしい答辞に、多くの方が涙でほほを濡らしました。式後は、本館前で待ち構える在校生に、保護者も加わり、たくさんの人の輪ができていました。






3月21日(金)、同じく成蹊学園本館大講堂で中学校の卒業式が行われ、263名の生徒が巣立って行きました。多くの生徒が成蹊高等学校に進学しますが、別れを惜しむ姿が数多く見られました。ここでは、「不可能」という花言葉を「奇跡」にかえた「青いバラ」の話をしました。薔薇には本来青の色素がないことから、青いバラをつくることは出来ないと言われていましたが、それを日本人研究者が克服したことから、花言葉が変わったのです。何事にも不可能ということは無いですから、卒業生には様々な挑戦をこれからも行い続けて欲しいというエールをおくりました。生徒代表の宮原さんの答辞も高校同様素晴らしく、周囲の涙を誘っていました。式後は、本館前で待ち構える後輩や保護者と過ごし、HRに戻ってからも、夕方下校時刻ギリギリまで、教室から別れを惜しむ声が聞こえてきました。
改めて、ご卒業おめでとうございます。






