蹊祭の続きを紹介します。高校棟では、4階のイベントステージBでは、元気いっぱいのバンド演奏です。3階は高校2年生が担当するエリアで、最も人気のあるアトラクション類が並びます。今回はゴンドラを使ったアトラクションが多かったですが、私は、久しぶりにお化け屋敷に入りました。2日目には、どのクラスも長蛇の列になる人気ぶりで、来場者を楽しませていました。


そして、2階です。国際交流の部屋では、現在在籍している3名の留学生によるプレゼンテーションがありました。交換留学生であるエマさん(オーストラリア)からは自分が通っていたセントラファエルズ・カソリックスクールの紹介、カニアさん(インドネシア)は制服が何通りもある自校の紹介、ピンさん(タイ)は自校の紹介とその地域についての話がありました。いずれも和気あいあいの雰囲気の中、活発な質疑応答もなされ、とても素敵なプレゼンの場となりました。



次の「スクールダイバーシティー」の部屋では、生徒が持ち寄った関連性のある幅広い分野の本が置かれており、その意識の高さに驚きました。モヤモヤしたことをつぶやける部屋まで用意されていて、面白かったです。近くにある「大正製薬✕探究学習」の部屋では、成蹊高校生がデザインしたリポビタンDボトルが販売されています。5年目となる今年のボトルデザインは、受験生向けというテーマから、合格祈願のダルマをモチーフにしたものでした。受験生の皆さんがこのダルマに目が入れられるように祈るばかりです。また、ピーチPRなどの生徒広報委員会や部屋一面を使った学校紹介ビデオなど、生徒の工夫があちらこちらに見られました。







そして、1階のピロティーや中庭では、久しぶりに調理もOKにしたことから、活気のある模擬店が並びました。会場には、ホットドッグに焼き鳥、タピオカにポップコーンと良い匂いが溢れ、食欲をそそります。高校生徒会では、長年続いている東北復興支援のお菓子販売も続けてくれました。隣接する高校食堂も一般開放しており、食券購入に並ぶ長蛇の列は午後遅くまで途切れませんでした。



次に、中庭を使ったイベントステージは、いつも盛り上がっています。吹奏楽部やダンス部のパフォーマンスに加え、クラス劇やのど自慢まで多彩です。人気をいつも集めるのは「蹊坂46」で、アイドルさながらの応援が起こっていました。私は、「宝くじ」の抽選会において、両日とも一等賞を引く大役を任されました。在校生だけでなく、受験生や保護者からも当選者が出て、楽しい雰囲気で終わることができました。




最後に、大教室公演です。大教室手前の造形館前のスペースでは、本格的な縁日が開かれ、それに参加してから大教室に向かいます。この夏リニューアルをした大教室では、ダンス部・吹奏楽部・演劇部・コーラス部などが日頃の成果発表を競いました。私は、弦楽器(ヴァイオリン・ビオラ・チェロ・コントラバス)だけで奏でるストリングス部の公演を聴きに行きました。内容は、モーツァルトの歌劇『魔笛』の曲を中心とした第一幕、ヴァイオリンとチェロの独奏を聴かせる第二幕、そしてバラエティのある6つの楽章から構成される『カプリオール組曲』の第三幕からなっており、とても気持ちが落ち着く時間を過ごさせてもらいました。また、探究の部屋も新たに設けたほか、あらゆるところでプレゼンがなされており、学校として探究学習の成果が出てきていることを実感しました。



多くの人達に来て頂いた蹊祭も無事に終了し、「服のチカラ プロジェクト」では15箱に及ぶ子供服が集まりました。ご協力いただいた皆さん、有難うございました。
あとは「けやきグランド」に集まっての後夜祭です。楽器演奏や歌、ダンスなどで盛り上がり、生徒対象の宝くじを行い、校長室でランチをする一組だけの当選者は、私が引きました(このような賞品で喜ぶ生徒に感謝です)。その後、実行委員が編集したこの2日間の蹊祭動画を観て、肩を組んで校歌を歌い、青春をかけた2日間が終わりました。蹊祭実行委員の皆さん、ご苦労様でした!!






