校長ブログ「百代の過客」

生徒企画「カウラデー」、スコーンが美味しかったです!!

 本校は、1970年以降オーストラリアのカウラ市の学校と交換留学を行っています。現在、カウラ高校からセントラファエルズ・カソリック校へと留学校が変更になって2人目の留学生であるローラさんが本校に在籍しています。また、本校からの留学生は、セントラファエルズ・カソリック校への1期生である水野さんがこの3月に帰国し、現在は2人目の内川さんを派遣しています。水野さんの帰国に際しては、お別れセレモニーなどの模様が、日豪間の最も古い学生交流事業として、オーストラリアのメディアでも紹介されました。
 さて今回は、高校2年生在籍のローラさんとそのホストファミリーをしている同じく2年生の大野さんが中心となり、カウラとの交流の意義を広めるイベント「カウラデー」が催されました。
 まず、第一日目は、スコーン作りです。5月14日(木)の放課後、中学生を含む多くの生徒が調理室に集まってくれました。実は、戦時中に日本兵が集団脱走を行ったカウラ事件の際、スコーンに関する逸話が残るために、彼女たちはスコーンづくりを企画しました。1944年、カウラ捕虜収容所から脱走した日本兵3名が、飢えと疲労で憔悴しながらウィアー家の農場にたどり着きました。これに対して、ウィアー夫人は敵兵であるにも関わらず、人道的配慮から日本兵に焼きたてのスコーンと紅茶を与え、彼らが食べ終わるまで憲兵への通報を遅らせ、保護を求めたのです。生徒達は、この話を基に日本とオーストラリアのカウラを繋ぐものとして、今回のスコーンづくりを始めました。ローラさんが丁寧に教えてくれる中、参加した生徒達は生地から焼き上げるまでの行程を実践し、たくさんのスコーンを作りました。そして、日程的に「カウラデー」に参加できない中学生はスコーンを持ち帰り、高校生は「カウラデー」までお預けです。

朝礼で「カウラデー」の告知を行いました
スコーン作りの説明
スコーン作りのレシピ(裏は日本語です)
丁寧に教えるローラさん
いよいよ、焼きまーす!!
こんなに焼きあがりました!!
こんなに焼きあがりました!!
調理室で集合写真

 5月28日(木)、高校の食堂において、待望の「カウラデー」のイベントが開催されました。カウラ事件などの歴史の紹介、1年間カウラ留学の体験談、ローラさんからのカウラクイズと盛りだくさんの内容です。また、カウラ留学生で組織するカウラ会の岡会長からもカウラと成蹊の繋がりの話をして頂きました。そして、待ちに待ったスコーンの味見です。抹茶とプレーンのスコーンが並ぶ中、生徒達は様々なシロップやクリームを付けながら、美味しいスコーンを楽しそうに食べていました。
 交換留学の意義は、単に生徒の交流だけではありません。この「カウラデー」の取組のように、国と国を繋ぐ交流にも広がります。特に、今回のように、生徒達が自主的にイベントを企画してくれたことは、大変有難かったです。56年目を迎えるカウラと本校の繋がりを、これからも永続的に発展させていきたいです。

大野さんによるカウラ事件の説明
水野さんの留学報告
ローラさんによるカウラクイズ
こんなにできました!!
さあ、スコーンを食べよう!!
スコーンはプレーンと抹茶の2種類
いただきまーす!!
ローラさんへのコメントを寄せる巨大なティーカップ
自撮りで集合写真
素晴らしい企画をありがとう!!