学科・大学院

国際文化研究の「窓」

国際文化学科の教員は、それぞれが世界各地を研究対象としており、長期休暇の際には研究のために世界に散らばります。そこで研究のために撮った、あるいは研究の合間に撮った写真は、普通の旅行雑誌などには載らない貴重なものばかりです。そのなかからごく一部を、ここで紹介したいと思います。

国際文化研究の「窓」

アメリカ

中野由美子 教授

2012年8月、アメリカ合衆国・サンフランシスコ湾に浮かぶアルカトラズ島にて。
かつて連邦刑務所(1963年に閉鎖)があり、アル・カポネなどの「他の刑務所から厄介払いされた者」が収容されていたことで有名。1969年に先住民が占拠したことでも知られており、当時の落書き(写真の赤字部分)も一部保存されています。現地では人気の観光スポットですが、日本人観光客のあいだでは評価が分かれるようです。

アメリカ

イギリス

竹内敬子 教授

私はイギリス・プレミアリーグのマンチェスター・シティのファンです。写真はホームグラウンド、エティハドスタディアムに試合観戦に行った時のものです。近代スポーツとしてのサッカーはイギリスで生まれました。サッカーが世界中で楽しまれるようになった背景にはイギリスの海外進出ということがあります。また、イギリス国内では、工業化の過程で農村から都市に出て来た人々をその都市の「市民である」という意識を形成するのにも大きな役割を果たしました。

イギリス

韓国

有富純也 教授

ソウル市街地からバスで約1時間程度のところに、江華島(カンファド)はあります。1875年、明治政府はこの島に軍艦を派遣して挑発行為を行なったため、朝鮮軍はここから発砲しました。これを、江華島事件と呼びます。写真はそのときに用いられた大砲です。ここからの眺めは素晴らしく、なるほど、軍艦を砲撃するのにはちょうど良い(?)と納得しました。

韓国

ザンビア

墓田桂 教授

2007年、難民定住地の調査でアフリカのザンビアを訪問しました。写真はマユクワユクワ定住地の様子です。主に隣国のアンゴラから流入してきた難民が住んでいました。住居の周りにあるのはメイズ(とうもろこし)で、「シマ」という主食の原材料となります。日本人にとっての白米のご飯のようなものでしょうか。自給自足ができているのは素晴らしいことだと感じました。

ザンビア

トルコ

佐々木紳 准教授

現在のトルコ共和国の前身にあたるオスマン帝国は、600年以上にわたりアジア・アフリカ・ヨーロッパの三大陸にまたがる広大な領域を勢力下におさめました。「至高の門」と名づけられた写真の門は、そのオスマン帝国の都イスタンブルにあった帝国行政府の正門です。どことなく親しみを感じる東洋風のデザインが、東西文明の交差点としてのイスタンブルの姿を象徴しているとは思いませんか。

トルコ

ハンガリー

川村陶子 教授

SNSやエコロジーをお題にした川柳の数々。ブダペストにある日本文化センターに掲示されていた、日本語教室の生徒さんたちの作品です。ハンガリーの日本語学習者は約2000名。全人口約1000万人の0.02パーセントに過ぎませんが、ネイティブ日本人顔負けのユーモアに、思わずうならされました。国が違うのに笑いのツボが共通するのもおもしろいですよね。

ハンガリー

ペルー

細谷広美 教授

マチュピチュ遺跡で知られるペルーで起こった紛争では、多様な人種・民族的背景をもつ人々が混在する社会のなかで、犠牲が先住民に集中しました。写真は、今も行方不明者を探し続ける家族の会が、軍施設の傍らで開催した慰霊祭の様子です。首都からオンブズマン事務所や人権NGOの代表者たちも集まりました。往々にして不均衡を伴う多様な背景をもつ人々から構成される社会における紛争、平和構築について研究しています。

ペルー