校長ブログ「百代の過客」

異文化理解を忘れない!

成蹊高等学校では、高校2年生の第2外国語の選択授業において、今年度初めて「韓国語」の授業が成立しました。近年は「中国語」の授業は成立しているのですが、中々韓国語の希望者が少なかった中の嬉しい知らせです。

 9月17日(金)、7・8時間目の「韓国語」の授業を少し見学させて貰いました。今回は、韓国における「挨拶」を習う主題のため、生徒は男女ともチョゴリ姿です。特に女子は、巻きスカートであるチマを巻いてのチマチョゴリを纏って授業に参加しました。「韓国語」の授業をとっているのは2年生11名ですが、今日は特別に関心のある1年生6名も加わり、大会議室を使っての授業となりました。17名の生徒のチョゴリ姿はとても艶やかで、韓国の礼節に触れる姿も印象的でした。

チマチョゴリ姿が鮮やかです。
礼節を学びます。

 近年、K-POPなどの影響で、韓国語に関心ある若者が増えています。また、本校では高校2年の学習旅行では、毎年韓国の高校に出向いて交流を続けていました。しかし、この2年間はこのような活動が全く出来ていない状況が続いています。但し、コロナ禍の中であっても、国内や校内で異文化体験を行うことはとても重要なことと考えます。それは、他の国の考えや習慣を学ぶことが多様化を認め、グローバルな発想を持つ下地となるからです。今後も、身近な場所でも異文化と接する機会を持たせていきたいと考えています。そして、コロナが収束した折には、生徒達にはこれらの体験を踏まえ、世界を見てきて貰いたいという思いを強く感じた日でした。

いつもの自撮りで一緒に記念撮影!