校長ブログ「百代の過客」

蹊祭(こみちさい)を終えて Part1

10月30日(土)・31日(日)、一ヵ月順延した文化祭「蹊祭」を無事に行うことができました。生徒の参加を分散させることにより、保護者や成蹊小学校5・6年生の参加も可能となり、生徒達も張り切ってクラス展示などに取り組んでいました。受験生の方々の参加については、今回は実現しませんでしたが、このブログなどからその雰囲気を感じてもらえれば有難いです。

前日に放送で行われた開会式では、中高両方の実行委員長からコロナ禍の大変な状況で実施できた蹊祭への熱いメッセージが伝えられました。その後、本来ならば中高全員で歌う校歌は、校歌斉唱委員会の代表生徒によって作成された動画を流しました。その気合いの入った校歌斉唱を、動画にて聴いていただけると有難いです。また、ポスターとプログラムについても優秀賞が決定し、表彰させて貰いました。

〇校歌斉唱委員会動画

開会式 高校実行委員長挨拶
開会式 中学実行委員長挨拶
校歌斉唱委員会代表
ポスターとプログラム

蹊祭当日は、綺麗に装飾された正門を入ると、少し恥ずかしいのですが、私の似顔絵が出迎えます。これは、夏休みから活動を始めた装飾班の成果であり、マスクを外した私の姿も事前に撮りに来てくれました。

入口に置かれた私の似顔絵
夏休みから準備を始める装飾班
装飾班と一緒に
展示内容を示す垂れ幕

それでは、蹊祭の一部を紹介させて貰います。まずオープニングは、けやきグランドでYOASOBIのナンバーを披露してくれた高校吹奏楽部、続いて中学校の生徒会と3学年の道徳の時間「桃李」のプレゼンを見ました。中学生のプレゼンは、いずれもSDGsに関するもので、本学園のユネスコスクールとしての活動を反映させたものとなっていました。これらの発表は、高校段階での更なる発展が期待できる素晴らしいプレゼンでした。

高校吹奏楽部
生徒会発表
「桃李」の発表

次に、特別研究グループ「歌舞伎」が行った、「外郎売」の口上を披露するパフォーマンスです。「外郎売」は、市川團十郎の歌舞伎十八番の一つで、その口上は約8分にも及びます。二人一組で演じるその口調はとても滑らかで、感激した私は、翌日に口上に出てくる小田原ういろう本店の薬「透頂香」をプレゼントしました。
高校棟に移る途中の中央棟では、一人で孤軍奮闘して展示発表した「航空project!」の熱い説明を聴き、将棋部では藤井聡太三冠のように相掛かりの戦型で対戦したのですが、残念ながら完敗を喫しました。

「外郎売」の口上を披露する生徒
「透頂香」をプレゼント
飛行機マニアと一緒に
完敗しました!!