校長ブログ「百代の過客」

蹊祭(こみちさい)を終えて Part2

Part2では、高校の取組を中心にお伝えします。高校HR棟2階では、本校の国際理解教育を紹介する「Seikei International Alliance」、座談会なども企画した「スクールダイバーシティ」、震災の被災地である岩手県田老町と連携している「高校生徒会」、児童養護施設の問題を提起した「家族の絆」など課題意識を持って取り組んだ展示が続きます。田老町の特産品は1階で売られていましたので、私も並んで購入しました。

「Seikei International Alliance」
「スクールダイバーシティ」
田老町の特産品を販売しているブース
児童養護施設への理解が深まりました

 3階では、「探究学習」の一環として行った成果発表がありました。生徒が考えたデザインがラベルとなった大正製薬のリポビタンDのコーナーに加え、「スタートアップ講座」の途中経過をプレゼンする展示もありました。また、この階にはお化け屋敷などの人気展示が多く、私もトロッコに乗りながらのボール当てや、縁日での輪投げなど、童心にかえった体験をしました。

「成蹊高校オリジナルボトル」の紹介と販売
「スタートアップ講座」について説明する生徒
トロッコを囲んで
輪投げ入らず!

 理科棟では、クイズで巡る生物部や雲を作ってくれた高校天文気象部などの理科系のクラブ発表が続きます。それに加え、私が所属していた歴史研究部に近い活動をしている社会探検部、本校の虹芝寮の紹介を行った山岳部の発表にも興味をそそられました。奥の大教室では、校歌が胸にしみたコーラス部、モーツァルトに魅了された中高ストリングス部に聴き惚れました。この他、第一体育館で行われた中高吹奏楽部による「マツケンサンバ」では、多くの人から手拍子を貰い、有観客の有難さを改めて感じました。そして、今回の蹊祭で私が最後に訪れたのは、第二体育館の「スポーツチャレンジ」です。パラスポーツのボッチャ、シッティングバレーボール、ゴールボールの3種目に生徒と一緒に挑戦し、楽しいひと時を過ごすことができました。

実験をしながら説明してくれる高校天文気象部員
ストリングス部の美しい音色
マツケンサンバを演奏する中高吹奏楽部
スポーツチャレンジの生徒と一緒に

このように生徒達の活動は、多岐にわたっており、その可能性に本当に驚かされました。来年度は、一般客も入れて蹊祭を実施できることを祈って、蹊祭報告を終わらせてもらいます。