校長ブログ「百代の過客」

華麗にダンス!!

高校1年生の中村エリザベス永理(えり)さんが、11月13日(土)ドイツのドレスデンで開催されたダンススポーツ世界選手権ユーススタンダード部門に日本代表として、双子の弟エドワード漸(ぜん)さんと共に出場しました。
ドレスデンの街で

 ダンススポーツとは、「社交ダンス」をベースとしながら、そこにスポーツ性を取り入れて発展した競技スポーツで、スタンダード部門とラテン部門があります。今回、中村さんが出場したのはスタンダード部門で、ワルツ、タンゴ、ヴェニーズワルツ、スローフォックストロット、クイックステップの5種目をそれぞれ1分45秒~2分程度踊ります。

タンゴ
スローフォックストロット

 大会には、31か国57カップルが出場しましたが、アジア圏からの出場は日本の中村ペアだけで、48位の成績を残しました。中村さんは大会のレベルの高さや国同士の対抗意識の強さを知ったことは大きな経験であり、これを糧に新しい挑戦が始まるとの意気込みも語ってくれました。5歳から社交ダンスを習ってきた中村さんですが、様々なハードルを越えたからこそ、世界選手権の場に立てたと感じました。

日本代表として頑張りました!
校長室で記念撮影

 因みに、日本では男性をリーダー、女性をパートナーと呼んでいますが、ヨーロッパでは男性がパートナーで、女性はレイディと呼ばれており、世界における男女同権の意識の差を改めて感じました。ユースの3年間で、徐々にステップアップし、ファイナリストになることを目指しているという前向きな話は、私自身も力を貰いました。今後も、中村さんが更に飛躍することを心から祈っています。頑張ってください。