校長ブログ「百代の過客」

ラオスからの留学生

昨年、11月5日(金)から本校に来ていたラオスの留学生が無事研修期間を終了し、3月7日(月)校長室にて修了証を渡すことができました。
修了証を持って
国際交流関係の先生方と

 留学生の名は、Mithouna Somsamone (ミトゥナー・ソンムサモン)さんで、皆さんからはニックネームの「ニナ」で呼ばれていました。ニナさんは、AFSの「アジア 夢の懸け橋プロジェクト」により来日した生徒で、本校にとっては、今年度唯一の受け入れ留学生です。最初は、本校の制服でなかったこともあり、少し緊張気味でしたが、あっという間に、留学生とは気付かないくらい本校に溶け込み、セーラー服がとても良く似合う生徒になっており、その順応性の高さに驚くばかりでした。

留学して間もない頃のニナさん

 3月2日(水)の朝の朝礼では、オンラインではありますが、全校生徒に向かって、本当に上手になった日本語で、成蹊での生活を振り返るとともに、御礼の挨拶をしてくれました。制服への愛着も語ってくれ、その場で聴いていた生徒会の生徒達の微笑む姿が印象的でした。

朝礼での挨拶

 3月7日(月)の修了証の授与式では、その御礼も込めて、関係者を呼んでの雛祭りランチ会を校長室で行いました。アクリル板を設置してのランチ会ではありましたが、日本語指導の先生方にも参加して頂き、楽しいひと時となりました。日本文化に触れる意味でも、雛人形を置き、ちらし鮨を食べながらのミニ雛祭り体験でしたが、ニナさんは食事や雛飾りに満足した様子で、有意義な一日となりました。

ランチの様子を写真に撮るニナさん
日本語指導の先生たちと

 最後に、学校からは、雛人形と雛あられを、私からはがま口と手拭いをプレゼントとしたところ、ニナさんからもラオスのタペストリーを頂きました。本当に有難うございました。ラオスに帰国しても、成蹊のことを忘れず、また日本に来てもらえることを期待しています。

この雛人形をプレゼントしました!
がま口と手拭いを持って
ニナさんからのプレゼント