1月18日(火)の最初のミーティングでは、アイス・ブレークとして、それぞれの国の紹介を行いました。本校の生徒は、成蹊高校の紹介から日本の食べ物や観光地、アニメ文化などにまで言及して、話を盛り上げてくれました。
その後、二つの課題に絞って、2か月間ミーティングを行いました。早口で話された英語や訛りの壁を越えながら、互いに話し合いを深めていきました。
そして、3月17日(木)に最終プレゼンテーションが開かれました。生徒達は、「過剰包装」と「ソーラーパネルリサイクル」について、自分の国の現状や課題を述べながら、今後の方向性を英語で発表しました。
なかなか対面での国際交流ができない中、オンラインといえども高校生同士で環境に関わる社会課題について深められたことは、貴重な経験に繋がったと思いました。
最後に、参加した4名の生徒の感想(抜粋)を載せさせてもらいます。
(K)今回のプログラムを通して、言語の違う人と意思疎通をすることの難しさを痛感しました。現在世界中にはさまざまな言語がある中、同じ英語をしゃべっていても、訛りがあると、相手の言っていることを聞き、即座に理解し、適切な返答をするのはかなり難易度の高いことだとあらためて感じました。自分自身も、何度も聞き返したり、聞き返されてしまうことも多くありました。しかし、そのような中でも、伝わっているかどうか不安だった発表のスライドが相手にちゃんと理解されていて、かつそれを覚えてもらっていたことには感動しました。
(H)違う土地に生まれたというだけで、こんなにも周りの環境は違うものなのかと驚きました。これは当然のことかもしれませんが、私が今まで17年間日本で暮らしてきた中で当たり前と思っていたことが完全に違っている場合もあり、とても面白いことだと感じました。例えば、めぐる季節も、学校の制度も違い、その中で同じことの解決策を練るというのは大変でしたが、面白かったです。しかし、SDGsはやはり簡単ではなく、海外の生徒と話し合っても、新しい画期的なアイディアを模索するには時間がかかると思いました。また、インドネシアという東南アジアの国という認識だけであった国が、関わりのある国として認識できるようになったことは素晴らしいと思いました。
(K)このプログラムがここまで楽しく参加でき、学ぶことが多々あるプログラムとは思っていなかったので、参加できたことにとても感謝しています。インドネシアの友たちが増え、世界とのつながりが増えたことがとても嬉しいです。初対面でも、オンラインでも、すぐに人と仲良くなることができるという自信と度胸が再確認できたと思います。短い時間しか会わない相手とここまで仲良くなり、お互いの国のことについて学ぶことができたことは、とても大きな収穫になったと思います。
(Y)自分は、異文化について理解すれば差別が減るのではないかという考えのもと、異文化交流の重要性を考えて、このプログラムに参加させていただきました。自分達で考え、それで終わりということが今まではほとんどでしたが、このように実際経験させて頂けたことは初めてのことで、とても良い経験になったと思います。「実際にやってみないとわからないことがある」と言われることが、とても実感できました。