校長ブログ「百代の過客」

高倉守先生追悼「ストリングオーケストラ特別公演」

4月24日(日)、成蹊学園大講堂において、ストリングス部による特別公演が行われました。今回は、本校の元専任教員で、昨年他界された高倉守先生の追悼公演として、多くの卒業生が参加しての公演となりました。
公演会のパンフレット
高倉先生を偲んで

 高倉先生には、1978年から本校の音楽科専任教員として、またストリングス部の顧問としても生徒の指導に当たり、本校退職後もコーチとして部の指導を行っていただきました。昨年の蹊祭が最後の指揮となってしまいましたが、病と闘いながらのその姿には、感謝の気持ちしかありません。
 今回は、高倉先生が作曲・編曲したものや、お好きであった曲など、会場の皆さんで先生を偲ぶことができる曲目でした。現役部員と卒業生合わせて約100人による気持ちのこもった演奏は、きっと先生の所に届いたと信じています。また、このように多くの卒業生が参加したことは、先生が多くの生徒から慕われていた証だと思いました。

多くの卒業生が参加してくれました
一人一人が気持ちを込めて

 公演は、先生の作曲された「Choral 2002」から始まり、私の好きな「バッヘルベルのカノン」やグリーグ・シベリウスの名曲などを素晴らしく壮大な音色で聴くことができました。高倉先生に代わって指揮をとり、これからのストリングス部を支えてもらう濱村先生や同部の顧問の先生、公演会のために作曲していただいた本校音楽科教員の高橋先生には、感謝の言葉しかありません。ご苦労様でした。

指揮をとる濱村先生
演奏を終えて

 また、公演会翌日、ストリングス部で今回コンサートマスターを務めた生徒が校長室に挨拶に来てくれました。頂いたお礼状の中にも「高倉先生に届くように一生懸命演奏しました」の言葉が書かれており、先生の遺したものの偉大さを感じました。ストリングス部の皆さん、有難うございました。

お礼状を頂きました!