6月14日(火)~7月3日(日)、東急百貨店吉祥寺店8階の紀伊國屋書店において、「WE HAVE A DREAM 成蹊中学校 生徒たちの夢×SDGs」の展示が行われています。



昨年度の中学3年生は、桃李の時間(道徳)を活用し、自分として2030年までにどのようなSDGsの取組ができるかを考え、年度末に全員が発表し、『2030年へのお便り』と題する冊子にまとめました。その際、『WE HAVE A DREAM』という201か国202人の夢が語られている本を読むとともに、本の編集に携わった方からもそれに関する話を聴きました。
今回、紀伊國屋書店において、『WE HAVE A DREAM』の特集を組むに当たり、本校生徒がこの本からどのような影響を受け、自らがどのように考えるようになったかを紹介していただけるコラボ企画を組むことになりました。


展示コーナーでは、4人の生徒の取組を紹介しています。その発表の概要は、「多くの人に住み続けられる町と新たな技術を」「Well Being ~充実した明日を生きられるように~」「すべての人に快適で環境に優しい家を!!」「ファッションからジェンダーフリーを」と題するもので、『WE HAVE A DREAM』が並べられている所にパネル展示されています。一人一人の生徒が自分自身に向き合って考えたものであり、その実現に向けて取り組んでくれることを心から期待します。是非とも、紀伊國屋書店に足を運んでいただければ幸いです。

このコーナーでは、私からの言葉も紹介されておりますので、最後に私のメッセージも読んで貰えれば有難いです。
「夢を見るから、人生は輝く!!」
「I have a dream」。この言葉は、アメリカの人種差別撤廃運動の指導者キング牧師が1963年に行った演説の冒頭部分です。あれから、60年近くが経ち、「I」は「We」に置き換わりました。世界201か国の若者が自身の夢を語った本『WE HAVE A DREAM』には、国籍の違う世界の若者達が語った「夢に向かう情熱」が載せられています。現在では、誰もが夢を持つことが保障され、それを妨げることはありません。モーツァルトは「夢を見るから、人生は輝く」、ウォルト・ディズニーは「追い続ける勇気があるのなら、全ての夢は必ず実現する」と言い、夢は目標であるとともに、自己を成長させるための手段でもあると説いています。皆さんも、「What is your dream?」と聞かれた時、胸を張り、情熱を持って語れる夢と出会えることを心から祈っています。