校長ブログ「百代の過客」

遂に「夏の学校」が実施できました!

 7月18日(月)から20日(水)にかけて、中学2年生が3年ぶりに「夏の学校」を、長野県茅野市にある車山高原で実施しました。私は、高校の成績会議や終業式があるため、初日だけの参加となりましたが、生徒達の楽しそうな様子を報告させてもらいます。

 18日の朝、成蹊学園本館前に7台の観光バスがある状況は、学校として久々の景色です。集まってくる生徒達の顔も晴れやかで、「やっとできた!」と言う気持ちが個々の顔に溢れていました。それに加え、ヘルパーとして自主的に参加してくれる成蹊高校生の姿には頼もしさを感じました。同日から行われる小学校の夏の学校のヘルパーに参加する高校生の姿も見られ、一貫校としての連携の良さが感じられた朝でした。
夏の学校のしおり
本館前での点呼風景(手前は高校生のヘルパー)

 今回は、密を防ぐために宿舎を2か所にしたほか、バスの車内にもパーテーションを設けるなどの感染対策をとっての実施となりました。お昼過ぎには、宿舎に到着して、黙食で昼食を済ませた後、開校式を実施しました。中学入学後、初めての宿泊行事ですが、みんな整然と行うことが出来ました。

パーテーションで区切られたバスの車内
ホテルでの黙食
ホテル前での開校式
ヘルパーも頑張っていました!!

 午後は、ニッコウキスゲが満開の車山肩から車山山頂に向けてスタートです。石ころだらけで歩きにくい場所ですが、生徒達も新調したトレッキングシューズのおかげで、怪我もなく登りきることが出来ました。私は、社会探検部の生徒から活動の様子を聞きながら楽しく登ることができ、充実した時間を過ごせました。
 山頂では、写真撮影を行うとともに、新設された展望テラスから絶景を眺める生徒もおり、その嬉しそうな姿が印象的でした。そして、東京では味わえない新鮮な空気を一杯吸った生徒はとても満足そうにも見えました。山頂からはリフトに乗って素晴らしい景色を見ながら下山し、宿舎に戻りました。

車山肩での集合写真
満開のニッコウキスゲを見ながら山頂へ
車山山頂にて
新設されたテラスの上で
大きな写真フレームの中で
生徒と一緒にリフトで下山

 2日目は、事前学習した植物などを実際に見る自然観察を行いました。生憎の雨となりましたが、高校生ヘルパーが大活躍してくれ、充実したものになったと聞いています。このほか、キャンドルサービスや生徒同士のコミュニケーションが深まるゲームや桃狩りなど、数多くのメニューをこなし、無事学校に戻りました。
 このような学校行事は、生徒の想い出の中に一生残ります。コロナ禍ではありますが、できる限り実施できるようにしたいと思っています。