校長ブログ「百代の過客」

武蔵野ふるさと歴史館とのコラボ企画が始まりました!!

 7月23日(土)、成蹊中学・高等学校と武蔵野ふるさと歴史館のコラボ企画「武蔵野地域探究~歴史と環境から考える未来~」が武蔵野ふるさと歴史館で始まりました。

 吉祥寺の地に移ってきて98年目に当たる本校は、この間武蔵野市をフィールドに、歴史・生物・気象学などの多様な調査・研究を行い、特色ある教育活動を推進してきました。そこで今回は、武蔵野市に関する歴史・考古・民俗資料や歴史公文書を収集・保存・調査・研究している武蔵野ふるさと歴史館と共同する博学連携により、武蔵野を多角的に地域研究する試みを行うことになりました。

「武蔵野地域研究」のポスター
武蔵野ふるさと歴史館

 7月25日(月)、早速私も武蔵野ふるさと歴史館に行ってきました。歴史館へは、JR武蔵境駅からムーバスに乗って3分ほどで到着します。入館してすぐ右手の第二展示室すべてが企画展示室となっており、ここで「武蔵野地域探究」のメイン展示を見ることができます。この展示は、成蹊中学校の4名の先生方が執筆をしたもので、江戸時代からの武蔵野の歴史と武蔵野研究の変遷、武蔵野の気候の変化や武蔵野の自然と生き物について知ることができます。本校の気象観測所で使われた器具や理科館にある剥製に加え、生物部の発表も展示されており、興味は尽きないものばかりでした。

武蔵野ふるさと歴史館 第二展示室入口
展示室内部の様子
気象観測所の器具の展示
生物部の展示発表

 また、市民スペースのところには、成蹊中学の2年生5名が「成蹊の歴史と建造物」をテーマに発表しています。この発表を行うにあたり、成蹊学園内の様々な建物について調査し、本館の裏側まで見学しました。成蹊学園の教育の特徴まで展示されており、吉祥寺の地に根付いた成蹊の歴史をわかりやすく説明してあります。9月22日(木)まで開催していますので、是非とも成蹊中高の在校生や保護者の方はもとより、学園の関係者や卒業生、成蹊への受験を考えている方々にも見ていただきたいと思います。

中学2年生による「成蹊の歴史と建造物」の発表
「小中学生のための夏の子ども講座」パンフレット

 そのうえ、「小中学生のための夏の子ども講座」として、成蹊中学の先生方による「成蹊学園内の気温分布を観測(8/8)」「セミのぬけがら調べ(8/23)」「昆虫の標本をつくってみよう!(8/27)」「タイムトラベル武蔵野(8/27)」「成蹊学園林苑の自然観察(8/28)」の5講座が実施されます。興味のある方は是非ともご参加ください(応募は、 武蔵野ふるさと歴史館HPから専用フォームに入り、お申し込みください)。小中学生の皆さん、お待ちしています!!