校長ブログ「百代の過客」

活気が戻った蹊祭 Part1

10月1日(土)・2日(日)の両日にかけて、「蹊祭」(文化祭)が行われました。今回入場者に関しては、保護者と成蹊小学校5・6年生に加え、本校への受験希望がある方2,000組約4,000名も招待したため、生徒の気合いも入り、活気がある蹊祭となりました。今回のテーマは、中学が「What's Your Story?」、高校は「青瞬」です。お伝えしたいことが数多くあるため、今回は2回に分けてブログを書かせて貰います。
蹊祭ポスター
蹊祭パンフレット

 まずは、久しぶりに中高全員約1,800名がけやきグラウンドに集まっての開会式です。私も挨拶をさせてもらい、パンフレットとポスターの表紙に選ばれた生徒への表彰を行いました。その後、校歌斉唱委員会と有志が前に並んでの校歌斉唱です。青い空に、全校生徒による「おお 成蹊」の校歌が響き渡りました。最後は、ドローンからの撮影で、これから始まる蹊祭へのワクワク感を持ちながら、生徒達は手を振っていました。

校歌斉唱
校歌斉唱
中学昇降口の飾りつけ
仙田がお出迎えです!(実行委員と一緒に)
ドローンを飛ばしての撮影
ドローンの映像

 最初に中学HR棟をご紹介しますが、まずは「桃李」の発表です。これは、中学3年生の道徳の時間を本校の校名の由来となった「桃李」と名付け、今年度は10年後の未来とそれに対する自分の関わり方について発表するもので、9月に行われた中間発表の優秀作品のプレゼンです。「笑顔量産計画」「宇宙ビジネス」など、着眼点が面白いものが多く、探究学習とキャリア教育の両面での期待が持てます。

「桃李」の発表
生徒達の作成したポスター
生徒達の作成したポスター

 続いて、特別研究グループ「ユネスコスクール」による展示です。成蹊学園は2019年に「ユネスコスクール」として、学園全体が指定を受けました。中学生の有志がそれに関する活動を行っており、今回は学園のSDGs活動の一環として、学園内における環境保全における取組を紹介しました。学園の馬場から出る馬糞を堆肥にする取組など、面白いものが多く、感心しました。お土産にその堆肥とハーブの苗を頂きました。頑張って、育てようと思います。
 更に、特設英語の授業紹介や模擬国連コーナーなど、国際理解教育を重視した成蹊らしい展示がありました。また、特別研究グループ「歌舞伎」の教室では、歌舞伎十八番のひとつ「外郎売」の口上を聴き、そのうまさに驚きました。私が中学の時に所属していた「歴史研究部」はありませんが、その系統をひく「社会探検部」には是非とも頑張って貰いたいと思います。HR棟前の前庭で行われた硬式テニス部による集団行動は、互いを信頼し合った規律ある行動が見事で、大きな拍手がおくられていました。この他、風船と格闘しながらのカード探しやおもちゃのハンマーを使ってのゲームにも挑戦してみました。童心に帰り、とても楽しかったです!!

ユネスコ・スクールチームと一緒に
特設英語の授業紹介
模擬国連に関する展示
「外郎売」の口上
社会探検部の展示
中学硬式テニス部による「集団行動」
私もゲームに挑戦しました!!
中1学年展のピーチくんで生徒と一緒に

 理科館では、今回初めての取組であった「THE☆理科実験」には、多くの小学生が集まってくれました。階段教室から見る生徒達による様々な実験に目を輝かせている姿が印象的でした。また、天文気象部による「宇宙旅行体験」は、星の世界に我々を誘ってくれました。

「THE 理科実験」のアンモニアを使った実験
天文気象部の「宇宙旅行体験」
高校HR棟やその他の公演については、次号で紹介します。