校長ブログ「百代の過客」

コーポレートPBL学習の推進 (「クエストエデュケーション」プログラムと大正製薬3校プレゼン大会)

 本校は、今年度から「三菱みらい育成財団」の指定校となり、「SEIKEI STARTUP プログラム」を行っています。その内容は、高校1年生対象の探究学習に加え、コーポレート(企業)・スタートアップ・SDGsの3つのPBL学習(課題解決型学習)で構成しています。今回は、PBL(Project Based Learning)学習の中で、企業と連携した2つの取組を紹介します。

 12月14日(水)、クエストカップ2023の全国大会出場に向けて、教育と探求社による「クエストエデュケーション」に取り組む3チームの校内プレゼン発表会がありました。3チームともクエストカップに向け、企業探究部門「コーポレートアクセス」にチャレンジしており、様々な企業から出されるミッションに取り組んでいました。それぞれのチームが、「フォレスト・アドベンチャー」には都市の廃墟を活用した体験型アドベンチャー施設を、「大和ハウス」には地域が繋がるオリジナルフードバンクを、「パナソニック エナジー」には体温が測れるなど多機能なTシャツを提案していました。全国大会出場に向けて、頑張って欲しいと思いました。
発表の様子
発表の様子2

 12月20日(火)には、大正製薬(株)と連携した「リポビタンDオリジナルラベルづくり」の3校プレゼン大会がオンラインで開催されました。昨年度同様、福岡県の柳川高等学校、神奈川県の慶應高等学校とプレゼン大会で、各校が独自で製作した学校紹介動画を披露した後、プレゼンへと移りました。最初のプレゼンを行った本校は、選考までのプロセスや決定したラベルの特徴が話されました。ボトルに名前が書けることやミックスフルーツ味であることを明示した特徴がわかりやすく説明されており、質疑応答でも落ち着いて答えている生徒の姿がとても頼もしかったです。このような取組は、他の学校と交流しながら、探究学習を進める良い機会であり、有難く思っています。

プレゼン開始!!
オンラインプレゼンをする生徒
質疑応答する生徒
成蹊ボトルと共に

 今後も「三菱みらい育成財団」の事業を推進しながら、本校の特徴である「0to1」の発想力を培う取組を行っていきたいと考えています。

会場の生徒達と一緒に
大正製薬の方々と一緒に、「ファイト、一発」ポーズ