校長ブログ「百代の過客」

「1月展」と「難民アスリート展」

本校では、文化部による校内発表大会を「6月展」と「1月展」として、年2回設けています。1月24日(火)から始まった「1月展」では、中学生徒ホールや高校昇降口での展示発表に加え、最終日を迎えた1月28日(土)には大教室公演も行われました。

高校昇降口には、天文気象部・写真部・料理部・生物部・美術部・書道部などの展示が並びます。生物部の様々な動物や魚、昆虫類・爬虫類をイラスト付きで紹介した展示はとてもマニアックで、興味がそそられました。また、中学生徒ホールにも、家庭部・自然科学部・書道部・社会探検部などの個性豊かな発表がされています。いつものことですが、書道部の達筆さには驚かされます。地道ではありますが、このような活動を続けて欲しいと切に思いました。
高校昇降口での展示
生物部による生き物図鑑
中学生徒ホールでの展示
書道部の展示

 大教室公演は、吹奏楽部・ストリングス部・中高演劇部・コーラス部・ダンス部の発表がありました。保護者の方も応援に来られており、緊張した中での素晴らしい舞台となりました。今回私は、コーラス部が2曲目に歌った『ヘイル・ホーリークイーン』(Hail Holy Queen)が印象に残りました。この曲は、映画「天使にラブソングを」で一躍有名になった讃美歌で、合唱を二つに分けて交互に歌う歌い方をする聖歌です。後半部の転調後は、手拍子を交え、独唱も凄く通る声で素晴らしかったです。すこし恥じらいながらリズムをとる生徒の姿も初々しく、好感が持てました。

ストリングス部
高校演劇部
手拍子をとるコーラス部
『ヘイル・ホーリークイーン』の独唱
ダンス部

この「1月展」に加え、1月末の10日間ほどの期間で、中学・高校に分けて「難民アスリート展」も実施しました。これは、「難民映画祭」などを企画した高校有志の生徒達によるものです。ロシアのウクライナ侵攻が続く中、「難民」に対する意識も高まってきています。この展示を見たことにより、難民でありながらもスポーツを通じて世界で活躍する人達の姿に共感し、世界の難民に対する問題意識を少しでも向上させてもらえたら有難いと思いました。有難うございました。

難民アスリート展
難民アスリート展2