校長ブログ「百代の過客」

寒風の中、3年ぶりのマラソン大会

 2月15日(水)、国立昭和記念公園において、3年ぶりにマラソン大会を実施しました。当日は寒風が吹く状況でしたが、快晴の中で生徒達の頑張る姿が見られました。私も成蹊高校において、50年前にマラソン大会(当時は多摩湖湖畔)を走ったことを懐かしく想い出しました。

 本校では、3学期になると、体育の授業において、広い学園のキャンパス全体を使って持久走を行っています。成蹊学園の創立者中村春二先生は、その教育方法の一つとして「鍛錬主義」を提唱されました。私としては、持久走も艱難辛苦に打ち勝つ自信を持つ鍛錬的行為の一つで、体力のみならず精神力も鍛えられ、困難にも耐え得る力を持つことができると感じています。
 生徒達は昭和記念公園運動広場に集合し、開会式の後、準備運動をしていよいよスタートです。みんなの原っぱを左に見て進み、公園の北半分の外周を巡るコースで、女子が1週4.3km、男子が2周8.6kmを走破します。生徒達は、寒さに負けず、私の放つピストル音を合図に、男女別で一斉にスタートしました。
開会式
女子の声援に背中を押されて

 個人成績では、女子トップの生徒が16分12秒でゴール! 1位は、何と1年生の戸谷さんでした。続いて男子のトップは、27分53秒と28分を切ってゴール! こちらも優勝は、1年生の井上さんでした。しかし、クラス全体の順位で争うクラス対抗では、優勝が2年D組、準優勝が2年C組と2年生が力を発揮しました。

女子1位のゴール
女子優勝者と一緒に
男子1位のゴール
男子優勝者の挨拶

 3年ぶりのマラソン大会となりましたが、大きな事故もなく、参加者は無事完走できました。このやり切った達成感を胸に、その他の活動でも頑張って貰うことを期待します。

マラソン大会を終えた清々しい表情の生徒達
私達、頑張りました!!