校長ブログ「百代の過客」

マスクを付けない卒業式がやっとできました!!

 3月4日(土)、成蹊学園本館大講堂において、成蹊高等学校第74回卒業式を無事に実施することが出来ました。

 卒業式にふさわしい晴天の下、324名の卒業生が巣立って行きました。式典では、江川雅子学園長をはじめ、学園からは近匡・柴昌弘・三嶋偉一常務理事や是永和夫監事、跡部清前校長も参加され、多くの来賓を迎えることが出来ました。
成蹊中高正門
本館前の卒業式の看板

 文部科学省の通知を受け、今回の卒業式では卒業生のほとんどがマスクを外して出席しました。私も一人一人の顔を確認しながら呼名を聴け、顔を対面させて生徒代表に卒業証書を渡すことができ、嬉しかったです。その晴れやかな顔は、今でも鮮明に目に焼き付いています。

学校生活最後の「凝念」
卒業証書授与

 校長告辞では、サミエル・ウルマンの「青春」という詩を紹介しました。卒業生への花向けの言葉でもあったのですが、卒業生に負けず、私自身も「青春」の気持ちを忘れないようにしたいと思いました。そして、「サード・プレイス」(三つ目の場所)を大切にすることも話しました。私にとっての「サード・プレイス」は、気の置けない人たちと巡る様々な場所です。その散歩をいつまでも続けていくことが、自分を支えてくれると感じています。卒業生の皆さんもきっと素晴らしい「サード・プレイス」を見つけてくれると信じています。
 卒業生にリスペクトした送辞に続き、初めてマスクを外した日が学校生活最後の卒業式であることの感慨を語ってくれた答辞には心を打たれました。そして、マスクをつけての校歌斉唱。3番までフルで歌う機会は、高校3年間で初めてのことで、卒業生である私自身もとても感動しました。

総代の工藤幸祐君の答辞
校歌斉唱

 閉会の辞の後、吹奏楽部によって「3月9日」が演奏され、続く「威風堂々」で退場する卒業生の姿には、涙する者も見られました。卒業生の皆さん、本校を新たな「サード・プレイス」として、また遊びに来てください。

素晴らしい演奏を聴かせてくれた吹奏楽部
全員での記念撮影
私も中に入って一緒に撮られました!
クラス写真も撮りました
本館前で生徒と自撮りです
校長室にも来てくれました。