今年度から、成蹊高校1・2年生に対して初めて行ったカナダへのターム留学生22名が無事帰国しました。
ターム留学は、1月8日（日）から3月13日（月）までの約9週間の期間で行われました。カナダの冬休み期間に当たる最初の3週間は、ホームステイしながらバンクーバー市内の語学学校で学習し、ブラジルやメキシコなど他の大陸の生徒とも交流しました。そして、その後の6週間をバンクーバー近郊のアポッツフォードにある7つの学校に分散し、違うホームステイ先から現地での学校生活を楽しみました。
私は、2月21日（火）～25日（土）の期間で、国際教育部主任と一緒に、7つの学校全て（内訳は私立3校、公立4校）を訪問しました。私立の学校には、いずれも国際教育担当の部屋があって担当者がおり、公立の学校には4校の留学生をマネージメントする日本人スタッフが常駐しているなど、この地域の留学生の受け入れ体制がしっかりしている印象を受けました。我々が訪問した際、生徒の中には、既にスクールトレーナーを着ている者がいるなど、すっかり溶け込んでいる様子でした。
また、2軒のホームステイ先にも訪問させていただきました。とてもウェルカムな雰囲気のご家庭で、生徒もホームステイ先の家族と楽しく過ごしている状況が伺え、安心しました。どの生徒に尋ねても、楽しさや充実度、新しい環境の魅力を答えてくれたのが印象的でした。視察の最後にブリティッシュ・コロンビア大学に訪問し、実際に在学している日本人留学生に構内を案内してもらいました。生徒達も帰国直前に訪問することになっており、ターム留学生の中から海外大学に興味を持つ生徒が現れることを期待したいです。
留学生たちには、この経験を後輩たちに伝えてもらい、学校としてはターム留学だけでなく、本校の海外留学や海外研修をもっと充実させて参ります。
