校長ブログ「百代の過客」

同窓生の前で、堂々としたプレゼンを!!

 3月11日(土)、本校大教室で、成蹊中学・高等学校同窓会委員会が開催されました。今回の委員会では、中1・中3・高1・高2の生徒が自分たちの取り組んだ探究学習について、プレゼンする機会を設けさせてもらいました。生徒は緊張しながらも、観衆の心を打つプレゼンを展開してくれました。

 プレゼンに挑戦してくれた4チームは、このブログでも紹介したグループで、委員会で配られたチラシに載ったプロフィールの一部を下記に示します。
委員会のチラシ
生徒のプレゼンに耳を傾ける同窓生の方々

1. 中学1年生 桃李(道徳)探究学習「音楽と心のつながり」

 第1学年では学年目標である「セカイをChange!」をテーマに、それぞれの問題意識のもと班に分かれて探究活動を行って参りました。「セカイ」とは、生徒たちが関わる全てのコミュニティのことを指しています。本年度から一人1台のICT端末を所持・活用し、調査やプレゼン作成、蹊祭での発表を行いました。1月の桃李研究発表大会では全ての班から選出された8つの班が発表を行いました。本日は最終投票の結果、最多得票の班が発表をいたします。

初々しいプレゼンです!
何と、自分で作曲までしてしまいました!

2. 中学3年生 STARTUP CAMP 「僻地における医療問題」

 「SEIKEI STARTUP CAMP」は、今年度から始まった、アントレプレナーシップを学ぶためのプログラムです。中3~高2の希望者(中3:4人、高1:4人、高2:4人)が4泊5日で長崎県の五島列島を訪れ、現地の問題解決案を考え、地元の方々に対してプレゼンをしました。その時の発表をブラッシュアップして、スタートアップJr.アワードに応募し、二次審査まで進みました。(479組中の40組)

3. 高校2年生 第8回高校生国際シンポジウム 「子宮頸がんワクチンをめぐる新聞報道」

 家庭科の授業内で行われたテーマ学習において、クラス代表として成蹊家庭科シンポジウムに出場。この研究をさらに発展させ、鹿児島市で行われた第8回高校生国際シンポジウム(全国大会)に、ポスター発表の社会科学・地域課題分野で出場し、優良賞を受賞しました。(書類審査を通過した該当分野13組中3位)

ポスター発表の形式です
指示棒を使って!!

4. 高校1〜2年生 大正製薬探究学習 「若年層に受け入れられるリポビタンDパッケージ」

 本プログラムは(株)大正製薬の協力のもと、約4ヶ月(全12回)をかけ、マーケティング理論を学び、チームで課題解決に向けて情報収集、整理、分析し、作成したデザインをプレゼンテーションする企業連携型の探究学習です。完成したラベルの付いたリポビタンDは、現在、オンラインや紀伊国屋書店、イトーヨーカ堂武蔵境店、Olympic高井戸店、他にて限定販売中です。

 会場には、大友克之同窓会長(朝日大学学長)の他、上原明元会長((株)大正製薬会長)や相賀昌宏前会長((株)小学館会長)にもご参加いただき、60名を超える同窓生に参加して頂きました。同窓会の方々には、建設的なご意見を数多く頂き、生徒達の更なる向上が期待されます。本当に、有難うございました。