校長ブログ「百代の過客」

クエストカップ、全国大会出場!!

 本校は、教育の探求社が主催するプログラム「クエストエデュケーション」に参加しています。18回目となる今大会の「企業探究」部門に、本校から3つのチームが参加しました。
 昨年、12月14日(水)、本校合同教室で、大和ハウス、フォレスト・アドベンチャー、パナソニックエナジーとコラボし、予選に参加した3チームが、自分たちで考えた商品についての校内プレゼンを行いました。どのチームも豊かな発想で、面白いものとなりました。予選の結果、「WEIC up」という商品を提案したチーム「WKMM」が見事決勝の全国大会に進むこととなりました。
 今年の2月18日(土)、パナソニックエナジーと企業連携して決勝に進出したチーム「WKMM」は、オンラインで全国大会に出場しました。企業から示されたミッションは、『100年後の地球に向かって「一人ひとりのイキイキ」を解放する新プロジェクトを提案せよ』です。このミッションに対して、チームは着ると体調がわかったり、動画で広告や告知に活用できる服を提案しており、私はとても興味を惹かれました。参加したメンバーには、3月1日(水)の朝礼で表彰させてもらいました。

クエストカップ2023
プレゼンの様子
朝礼での表彰

 最後に、参加した加賀美晋さんのコメントを載せさせて貰います。
 クエストエデュケーションへの参加を通して得られたことは、大きく3つ挙げられると思います。まずは、考える力です。プログラム中は、企業からの「答えのない問い」に対して自分たちの意見を出すことが必要になります。漠然としたテーマをもとに、魅力的なプロジェクトを考えなくてはなりません。その中で、「どれくらい自由に考えられるか」ということが大切なのだと感じました。また、プログラムでは、アイディアを出すための手段として、ブレインストーミングなど具体的な方法も学ぶことができ、他の探究学習などでも活かせそうな技術を学べたと思います。

 次に、表現力です。プログラム中は、グループで活動し、他のメンバーとの話し合いが積極的に行われます。さらに、全体に対してのプレゼンテーションも何度か行います。こういった経験を続ける中で、人に伝える方法を模索するようになります。どう話せば自分の意見をうまく共有できるのか、どのように発表すればプレゼンをより面白くできるのか、ということを工夫する力がついたと思います。反対に、他の人の意見を聞く機会も多く、理解する力も身についたと思います。

 そして3つ目に、協調性です。グループでの活動をする間は、メンバー同士で意見がぶつかったり、反対に意見が出尽くしたりして、ギスギスすることもあります。そういった状況を改善したり、妥協点を見つけたりする能力が高まったと思います。自分一人でアイディアを形にするのではなく、グループとして意見をまとめる方法が学べました。

 今回の体験を通じて、探究学習ではさまざまな方面で新しい気づきが得られると感じました。探究学習がどのようなものか分かり、今後も色々なプログラムに参加してみたいと思いました。