6月8日（木）、高校2年生の進路企画として、成蹊学園の江川雅子学園長から文系進学生徒を対象に、成蹊大学５号館で講演をして頂きました。
「グローバル時代をどう生きるか」をテーマに、先生の経験を踏まえてのお話でした。学園長は、ご自身の経歴をご紹介された後、現在は多様な人々と協働する世の中になり、国境の垣根が低くなる中、6つの壁を越える力が必要であることを話されました。これは、ご自身の著書『「６つの壁」を越える力』で述べられている世界が実践している６つのキーワードのことで、それを具体的に生徒達に解説して頂きました。
この6つのキーワードとは、「論理的思考」「異文化力」「自分で考える力」「コミュニケーション能力」「教養」「ストリート・スマート」で、いずれもグローバル時代に求められるものです。いずれのキーワードも個々には色々な本で紹介されていますが、江川学園長はこれらを高校生にも大変分かりやすい事例を入れながら説明してくれました。生徒達にとっても実感でき、とても刺激的な話であったと思います。「英語力を伸ばすには？」「なぜ教養が必要か？」といったシンプルな問いへの解説も、高校生の観点から話して頂いたことは大変有難かったです。
キーワードの最後にある「ストリート・スマート」とは、本などから得られるスキルとは違う力で、対人能力・判断力・柔軟性などが求められる力です。私が推進している探究学習には、この「ストリート・スマート」を伸ばすことのできる大きなツールの一つと考えています。このことを踏まえ、今後も様々な探究活動や国際理解教育を推進していきたいと改めて実感しました。
講演の最後に、江川学園長は「The Sky is the Limit」と言う言葉を生徒達に贈られました。私も生徒達に対して、自分で自ら限界を作ることなく、高みを目指して色々なことに挑戦して貰いたいと感じました。講演後には、生徒や教育実習生から質問が出て、有意義な時間を過ごすことが出来ました。本当に有難うございました。
