1月18日(木)5・6時間目、高校1年生が次年度に実施する自分たちの学習旅行を企画提案するプレゼン大会が大学4号館で行われました。本高校では、修学旅行を20~40名単位で、それぞれのコンセプトを基に、多方面な地域で行う学習旅行の形態をとっています。この学習旅行の企画については、探究学習の要素を加え、全生徒がこの企画に取り組むことにより、実施する学習旅行を決めるプレゼン大会を行っています。


10月から高校1年生328名が88班に分かれ、H・Rや放課後の時間を活用して、ブレストを重ね、ゼロからプランを作成しました。全班ともメンターの教員と相談しながらプランニングして、12月20日(水)のクラス内でプレゼン大会を行い、代表チームを決めました。残念ながら代表にはならなかったチームから、「この作った案でチーム全員で旅行をしてみたい」と言う言葉が聴かれたことは、各チームが一生懸命プランニングをした結果であり、一人一人の意識の向上を頼もしく感じました。


そして、このプレゼン大会には、来賓として旅行業者6社も参加頂いた上、江川学園長にも御観覧いただき、有難く思っています。このように多くの教員や来賓に加え、学年全生徒が見守る中、生徒達は緊張した面持ちでプレゼンを実施しました。代表プレゼンを順に紹介すると、E組「自然とリラックス」(北海道・釧路)、D組「香川の文化や歴史に触れながら自給自足しよう!!」(香川県)、F組「『君の名は』と日本を巡る」(岐阜県)、C組「桃鉄の物件から山口を学ぶ」(山口県)、B組「体験尽くしの北海道旅行!」(北海道)、A組「SDGsを巡ろう!~京都&石川~」(京都府・石川県)、H組「徳島ってどんなところ?~SDGsから学ぶ~」、G組「学習旅行北海道プラン ~A trip to experience Ainu culture and nature in Hokkaido~」(北海道)です。




どのチームも、行程表を提示し、特色やポイントを説明するとともに、SDGsや食文化にも触れるなど、その説明はとてもロジックがしっかりしていました。また、冒頭には質問を投げかけたり、クイズを実施するなどして聴衆の心をつかみ、説明する時は誰もが観衆側を向いてノーペーパーで話し、わかりやすいスライドを提示してくれました。これこそ私が日頃から話している「右手にロジック、左手にレトリック」を実践していると感じました。どのチームもとてもまとまったプレゼンで、「行ってみたい!!」と思わせる魅力がありました。




来年度に、このプランなどをベースに提示される学習旅行には、多くの生徒が参加し、自分たちの手作りの学習旅行を楽しむと確信します。私もどこかのチームと一緒に参加できればと思っています。本当に、ご苦労様でした!!
最後に、この企画は、一般財団法人三菱みらい育成財団に採択された「成蹊スタートアッププロジェクト」の一環として実施したことを報告させていただきます。
金賞 C組「桃鉄の物件から山口を学ぶ」(香川県)
銀賞 E組「自然とリラックス」(北海道・釧路)
銅賞 F組「『君の名は』と日本を巡る」(岐阜県)
校長特別賞 D組「香川の文化や歴史に触れながら自給自足しよう!!」(香川県)




