5月10日(金)、順延した体育大会が「これぞ五月晴れ!」という天気の下、無事開催することができました。成蹊高校の体育大会は5月と9月の2度にわたって実施され、今回は全員が参加できる運動会種目を中心とした仕様で行われました。
午前中は、学年クラス別の玉入れ、学年男女別の棒引き、男女混合の障害物リレーです。中学生とは違った高い駕籠の位置が特徴的な玉入れ、俊敏さと戦略が勝敗を分ける棒引き、ラグビーのスクラム練習機まで使って行う障害物リレーなど、生徒達が独自で考えた種目ばかりです。午前のラストは部活対抗リレーで、予選を勝ち抜いたクラブがガチで走りました。予想通り、男女とも陸上部が優勝です。








午後は、大玉送りを全学年一斉で行い、全員リレーで締めとなりました。どの種目も全員が参加する形をとっており、生徒達のみんなで楽しもうという精神が見られました。運営に関しては、進行や誘導、審判などすべてを運動委員の生徒達が行い、先生方は簡単な補助しか行いません。学校行事の運営を生徒主体に任せると遅れや失敗があるという声もありますが、本校は生徒が主体で行い、失敗も起こります。しかし、このような大きな学校行事の運営を通して得る学びは大きく、生徒の成長は本当に感じられるものです。先輩にも注意しながら運営する姿はとても頼もしく、「成蹊は、人を創る」の言葉が体感できます。その象徴が今回スムーズに運営を乗り切った運動委員長の涙が物語っていると思いました。




コロナ禍も空け、肩を組みながら全員で歌う校歌は格別でした。運動委員、生徒の皆さん、ご苦労様でした!!






