2月15日(土)、午後1時から本校大教室で「第11回 成蹊中学高等学校留学報告会」が開催されました。これから留学を考えている生徒は勿論の事、保護者や成蹊小学校を含む入学予定者も多く参加いただきました。200名を超える参加者で大変盛会となり、本校としても有難く思っています。
先ず本校の海外派遣プログラムには、短期・中期・長期のプログラムがあります。1年間の長期プログラムには、セントポールズ校(アメリカ)、チョート校(アメリカ)、セントラファエル・カソリックスクール(オーストラリア・カウラ)という本校独自で行っているプログラムのほか、YFU・AFS・ロータリーといった外部機関を活用してのプログラムもあります。


3ヵ月の中期プログラムは、タームプログラムと呼んでおり、カナダのバンクーバーとアポッツフォードで3学期の期間を対象として実施しています。そして、休業期間を利用した短期留学は、夏期プログラムがとても多く、「ケンブリッジ大学・ペンブルック校(イギリス)」「セントラファエル・カソリックスクール(オーストラリア)」「中学生対象イーグルブルック校(アメリカ)」「エクセター校(アメリカ)」「チョート校(夏期・アメリカ)」「ハーバード大学(アメリカ)」「カルマーレ国際高校(スウェーデン)・ルンステッド高校(デンマーク)」といったラインナップが並びます。この他、春期には「カリフォルニア大学デービス校(アメリカ)」、冬期には「中学生対象ニュージーランド研修(オークランド)」が用意されています。





今回は、これらのプログラムのうち、12のプログラムに参加した生徒による発表がありました。それに加え、学校内などを活用した3つの国内プログラムのうち、2つのプログラム(「中学プレグローバル・スタディズ・プログラム」・「グローバル・スタディズ・プログラム」)の報告もありました。そして最後には、成蹊学園から国際賞を受賞した生徒の紹介も行われました。
発表した生徒は、「英語力よりカタコトでも良いから話しかけること」の勇気やオープンマインド、ホストファミリーとの交流の素晴らしさを語ってくれました。特に長期プログラムに参加した生徒は、現地での体験や取組に加え、戦争・宗教・政治の事まで留学生同士で話せる環境に置かれたことの良さを示してもくれました。中高時代に日常会話が英語の環境に置かれると、英語力は凄く伸びます。そして、何事に対しても自主的に、ポジティブになれることもとても魅力であると感じました。




プログラム紹介の後、本校に来る年間約30名の留学生へのアテンドや文化祭で成蹊の留学プログラムを紹介している「成蹊インターナショナル・アライアンス(SIA)」の生徒と、本校の留学支援や海外大学受験のための「アカデミック・アドバイザー」であるネイティブの専任教員の紹介がありました。この報告会に参加して、SIAにも参加するようになった生徒もおり、グローバル教育が浸透していくことが実感できた一日となりました。

